イベントレポート
MSIのポータブルゲーミングPC「Claw」にLunar Lake搭載モデルが登場
2024年6月6日 06:12
MSIは、台湾にて開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2024にてブースを出展中。今後登場予定のLunar LakeやRyzen AI 300シリーズを搭載したノートPCなどを展示している。
Lunar Lake搭載機では、16型「Prestige 16 AI+ Evo B2VM」、14型「Prestige 14 AI+ Evo C2VM」、13.3型「Prestige 13 AI+ Evo A2VM」、13.3型「Summit 13 AI+ Evo A2VM」を展示中。加えて、ポータブルゲーミングPCの「Claw」にもLunar Lake搭載モデルが登場する。
このうちPrestige 13 AI+ Evo A2VMは、CPUにCore Ultra(Lunar Lake)を搭載し、13.3型2,880×1,800ドットOLEDパネルはDCI-P3 100%の色域をカバー。マグネシウムアルミニウム合金シャーシを採用し、990gの軽量設計となっている。
また、「Claw 8 AI+ A2VM」は、CPUをLunar Lakeに刷新。8型120Hz/タッチ対応IPSパネルやCooler Boost HyperFlowといった機能は引き続き搭載している。
Ryzen AI 300シリーズ搭載機では、16型「Summit A16 AI+ A3HM」、16型「Stealth A16 AI+ A3XV/A3HV」、16型「Prestige A16 AI+ A3HM」を展示中。
このうちStealth A16 AI+ A3XV/A3HVは、CPUにRyzen AI 9 HX 370を搭載したゲーミングノート。16型2,560×1,600ドット/240Hz対応IPSパネルや、GeFore RTX 4070 Laptop GPUなどを備えている。
また、大型ディスプレイと豊富なAI機能を搭載した「MEG Vision X AI」も展示されていた。本体前面のディスプレイは、PC本体のサブディスプレイとしても動作しており、カーソルやタッチで操作できる。
独自のAIエンジンを統合しており、使用中のアプリにあわせてハードウェアの設定やモードを自動的に切り替えたり、ローカル生成AIを使った画像やテキスト生成、チャットボット機能などが利用可能。マイクとスピーカーも内蔵しており、Microsoft Copilotに音声で質問することもできる。
湾曲では世界初のデュアルモード対応ゲーミングモニター
モニター製品では、4K/160HzとフルHD/320Hzの2つの表示モードを切り替えられる、デュアルモード対応31.5型湾曲ゲーミングモニター「MPG 321CUPF」が展示されている。
フレームレート優先か解像度優先かを選べる機能で、プレイするゲームタイトルに応じて使い分けできる。なお、こういったデュアルモード対応モニターとしては世界初の湾曲パネル採用製品だとしている。パネルはVA、曲率は1,500R。
そのほかパーツ関連では、IntelおよびAMDの新CPUに対応するマザーボードに加え、新たなメモリ規格であるCAMM2対応製品、MSIとIntelが共同開発している新メモリ対応マザーボード、大型ディスプレイ搭載水冷クーラーなどが展示されている。