イベントレポート
Acer、ゲーマー向けGoogle TV搭載モニターなど新製品を一斉展示
2024年6月3日 11:18
Acerは、6月4日より開催されるCOMPUTEX 2024に先駆け、メディアラウンジを開設し、Copilot+ PCの「Swift 14 AI」をはじめとした新製品を展示した。
Swift 14 AI
「Swift 14 AI」は、SoCとしてQualcommのSnapdragon X PlusまたはX Eliteを搭載した14.5型モバイルノートPC。Microsoftの定める「Copilot+ PC」に準拠した製品で、内蔵NPUを利用したさまざまなAI機能が利用できる点が大きな特徴となっている。
主な仕様は、最大32GBメモリ、最大1TB PCIe 4.0 SSD、14.5型2,560×1,600ドット/タッチ対応IPSディスプレイ、Windows 11 Homeなどを搭載。
インターフェイスは、USB4×2、USB 3.1×2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、1440p IR対応Webカメラ、電源ボタン一体型指紋認証センサー、音声入出力などを備える。
本体サイズは322.6×225.95×10~17.95mm、重量は1.36kg。バッテリ駆動時間はWebブラウジングで18時間。
Predatorシリーズ
ゲーミングのPredatorシリーズでは、GeForce RTX 4090搭載のコンパクトなPCや、OLEDパネル採用のゲーミングモニターが展示されていた。
Predator ORION X
「Predator ORION X」は、最大でCore i9-14900KSとGeForce RTX 4090を搭載可能なゲーミングPC。容積15.4Lのコンパクトケースを採用しつつ、高性能な構成が選べる。未来的なSFデザインを用いた点も特徴。
CPUには240mmラジエータの水冷クーラーを使用し、GeForce RTX 4090もカスタム水冷仕様のものを採用。ホットスワップ対応のM.2ベイも備えている。
Predator X34 X5
「Predator X34 X5」は、34型3,440×1,440ドットOLEDを搭載した湾曲ゲーミングモニター。曲率は1,800Rで、リフレッシュレートは240Hz、応答速度は最短0.01msとなっている。DisplayHDR 400 True Black、FreeSync Premium Pro、G-SYNC Compatibleなどもサポートする。
そのほか主な仕様は、表示色数が10億7,000万色、輝度が250cd/平方m、コントラスト比が150万:1、視野角が上下/左右ともに178度。インターフェイスは、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C(映像/90W給電対応)などを装備する。
Predator X34 X5
「Predator X32 X3」は、31.5型4K(3,840×2,160ドット)OLEDを搭載したゲーミングモニター。リフレッシュレートは4K時で240Hzで応答速度は最短0.01msだが、Dynamic Frequency & Resolution(DFR)を利用すると、フルHD(1,920×1,080ドット)時で480Hzでの表示も行なえる。DisplayHDR 400 True Black、FreeSync Premium Pro、G-SYNC Compatibleなどもサポートする。
そのほか主な仕様は、表示色数が10億7,000万色、輝度が275cd/平方m(ピーク時450cd/平方m)、コントラスト比が150万:1、視野角が上下/左右ともに178度。インターフェイスは、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C(映像/90W給電対応)などを装備する。
Predator X27U F3
「Predator X27U F3」は、リフレッシュレート480Hzに対応した26.5型WQHD(2,560×1,440ドット)OLEDゲーミングモニター。応答速度は最短0.01msで、DisplayHDR 400 True Black、FreeSync Premium Pro、G-SYNC Compatibleなどもサポートする。
そのほか主な仕様は、表示色数が10億7,000万色、輝度が275cd/平方m(ピーク時450cd/平方m)、コントラスト比が150万:1、視野角が上下/左右ともに178度。インターフェイスは、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C(映像/90W給電対応)などを装備する。
Google TV内蔵のスマートモニターも登場
Google TVを内蔵し、単体でNetflixなどの映像配信サービスを視聴できるスマートモニター「DA1」シリーズおよび「GA1」シリーズも登場した。
どちらもGoogle TVに対応し、Wi-FiやBluetoothも内蔵。Micacastにも対応しており、リモコンも付属する。
DA1シリーズは、4K/60Hz表示対応のVAパネルを搭載したスタンダードモデル。サイズは27型と31.5型の2種類を用意する。色域はsRGB 99%をカバーしており、インターフェイスは、HDMI 2.0、DisplayPort 1.4、USB Type-C(映像/65W給電対応)などを装備。
GA1シリーズは、180Hz表示対応のWQHDパネルを搭載したゲーミングモデル。27型と31.5型の2サイズを用意し、パネルはそれぞれIPS、VAを採用している。FreeSyncにも対応。インターフェイスはHDMI 2.0、DisplayPort 1.4、USB Type-C(映像/65W給電対応)などを装備。
裸眼立体視のSpatialLabsからステレオカメラが登場
裸眼立体視対応PCやモニターなどを展開しているSpatialLabsからは、2つのレンズを搭載するステレオカメラ「SpatialLabs Eyes Stereo Camera」が展示されていた。
SpatialLabs対応デバイス向けの立体動画/画像を撮影できるカメラで、USB Type-C経由でのデバイスへのストリーミングのほか、microSDカードへの記録も行なえる。
TravelMateやAspireの一体型なども
TravelMateシリーズからは、2,880×1,800ドットタッチ対応OLED搭載14型ノートの「TravelMate P6 14」、WUXGA(1,920×1,200ドット)IPS搭載16型ノートの「TravelMate P4 16」、WUXGA IPSディスプレイ搭載14型2in1の「TravelMate P4 Spin 14」が展示されていた。
ともにCPUにはvPro対応のCore Ultraを採用。MIL-STD 810H準拠の堅牢性の高い設計や、ディスクリートTPM 2.0を内蔵する点も特徴としている。
Aspireシリーズからは、Core Ultra搭載の一体型PC「Aspire C27」および「Aspire C24」が登場。どちらもCore UltraによるAI機能が利用できるほか、フルHDディスプレイ、1440pの高解像度Webカメラ、Wi-Fi 7なども備えている。
Chromebookでは、Core UltraやWUXGA液晶、1440p Webカメラ搭載の14型2in1「Chromebook Plus Enterprise Spin 714」、Core i3-N305やWUXGA液晶、1440p Webカメラ搭載の14型2in1「Chromebook Plus Spin 514」、Core 7や15.6型フルHD液晶搭載の15.6型ノート「Chromebook Plus Enterprise 515」が展示されていた。
そのほか、Wi-Fi 7ルーターや各種家電などの展示も行なわれていた。