イベントレポート

Lenovo、アプリを10個同時起動できる14.5型Androidタブレット「Tab Extreme」

Tab Extreme

 Lenovoは5日(米国時間)、14.5型の大画面OLEDを採用したAndroidタブレット「Tab Extreme」を発表した。

 3,000×1,876ドットの高解像度OLEDを採用し、リフレッシュレートも120Hzと高速。DCI-P3色域のサポートや最大500cd/平方mの輝度、100万:1の高コントラスト比なども謳われている。

 プロセッサにはMediaTekのハイエンド「Dimensity 9000」を採用。Cortex-X2 3.05GHz+Cortex-A710 2.85GHz×3+Cortex A510 1.8GHz×4のハイエンド構成となっているほか、メモリは12GB、ストレージは256GBと強力だ。

 デュアルモードスタンドにより、横置きと縦置きの両方をサポートするほか、デュアルヒンジキーボードを用意(一部市場で別売り)し、適切な高さと角度に調整してノートPCのように利用できる。加えて「Precision Pen 3」に対応したペン入力も可能。

フォリオカバー
デュアルヒンジキーボード

 OSにはAndroid 13を搭載。マルチタスクに対応し、最大4つのアプリを分割表示して同時起動できるほか、10個のアプリをフローティングウィンドウとして同時起動しておくことも可能。さらに、USB Type-Cを介したDisplayPort入力をサポートし、ノートPCのサブディスプレイとして利用する機能も搭載する。

 このほか、「Lenovo Freestyle」アプリを介したPCとの連携機能を備え、PCの第2のタッチパッドとして使うことも可能。さらに「CLIP STUDIO PAINT」および「WPS Office」の搭載も特徴。

 インターフェイスはUSB 3.0 Type-C、USB 2.0 Type-C(DP-In対応)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、microSDカードスロット、1,300万画素前面/背面カメラ、指紋センサー、音声入出力などを備える。

 5Gによる通信もサポートし、対応バンドは5G NRがn1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n79、LTEが1/2/3/4/5(19)/7/8/20/26/28a+b/34/38/39/40/41、3Gが1/2/5(6/19)/8、2Gが2/3/5/8。

 バッテリは12,300mAhで、駆動時間はビデオ再生で最大12時間、Webブラウジングで最大15時間。本体サイズは327.8×210.8×5.85mm、重量は単体で740g以下、キーボード搭載時で1.5kg以下。

10.3型のE Ink採用電子メモも

Smart Paper

 また、10.3型のE Inkを搭載した軽量な電子メモ端末「Smart Paper」も同時発表した。

 付属のスタイラスで多くのメモを書き残すことを目的としたメモ端末で、バッテリレスペンで23msの低遅延を実現。4,096段階の筆圧レベルやチルト検出にも対応する。さらに9種類のペンを選べるほか、74種類のノートのテンプレートが用意される。

 また、ボイスレコーダ機能も内蔵し、メモをしている最中の音声を録音することもできる。50GBの空きストレージで、5万ページ超を保存可能で、フォルダに入れて管理したり削除したりする際も容易に行なえるとしている。

 さらに、eBook.comを介して、200万冊の本にアクセス可能で、キーワードを検索してデバイスに保存できる。「Smart Paper」アプリを使用すれば、Android/iOS/Windowsといったデバイスからでも、任意の場所から本体に保存したメモや本にアクセスできるほか、録音した音声をテキストに変換できるとしている。

 主な仕様は、プロセッサがRockchip RK3566(1.8GHz、4コア)、メモリが4GB、ストレージが64GB、ディスプレイが1,404×1,872ドット表示対応E Ink、OSがAndroid AOSP 11.0。

 インターフェイスはUSB 2.0 Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2。3,550mAhのバッテリを内蔵し、1回の充電で7,000ページの閲覧、または170ページの書き込みが可能。本体サイズは195×226×5.5mm、重量は408g以下。