イベントレポート

MediaTek、ミドルレンジに5GをもたらすモバイルSoC「Dimensity 800」

 MediaTekは7日(米国時間)、ミドルレンジ向けの5Gモデム内蔵モバイルSoC「Dimensity 800」を発表した。2020年上半期中に出荷する予定。

 同社はすでに5Gモデムを内蔵したフラグシップ「Dimensity 1000」を発表しているが、Dimensity 800ではCPUとGPUのスペックを落とすことで、5G通信機能を備えたスマートフォンをミドルレンジ市場にもたらすとしている。

 CPUは、bigコアとして最大2GHz駆動のCortex-A76を4基、LITTLEコアとして最大2GHz駆動のCortex-A55を4基搭載。GPUはDimensity 1000クラスのGPU IPを4コア(Dimensity 1000は9基)備える。

 また、2.4TOPSの性能を実現するAI Processing Unit(APU)、最大6,400万画素のカメラに対応するISPの内蔵、および90Hzディスプレイのサポートが謳われている。

 5Gの機能としては2CC CAの対応、Voice over New Radio(VoNR)の対応、グローバルなサブ6GHz帯のサポートが謳われている。