イベントレポート
MSI、300Hz対応液晶搭載ゲーミングノートPC 2機種を発表
2020年1月7日 12:10
MSIは、CES 2020開幕前日の1月6日(現地時間)に、米国ラスベガスで記者会見を開催し、リフレッシュレート最大300Hz対応の液晶ディスプレイを搭載するゲーミングノートPC新モデル「GE66 Raider」と「GS66 Stealth」を発表した。
GE66 Raider
GE66 Raiderは、MSIのエンスージアスト向けゲーミングPC「GE Raider」シリーズの2020年モデルだ。従来モデルから本体デザインが変更されており、フルモデルチェンジに近い進化を遂げている。
進化点として目をひくのが、本体前方に配置されているイルミネーション機能「Panoramic Aurora Lighting」だ。本体パームレスト前方のほぼ全体をカバーするイルミネーション機能で、手元を鮮やかにライティングできる。発色や発光パターンは、MSIのLEDイルミネーション制御機能「Mistic Light」で制御する。搭載キーボードに内蔵するPer KeyフルカラーLEDやMistic Light対応外付けマウスをはじめ、Mistic Light対応のイルミネーションデバイスと連携したライティングが楽しめる。
リフレッシュレート最大300Hzに対応する液晶ディスプレイを搭載する点も大きな特徴だ。高速リフレッシュレート対応によってゲームも残像を感じることなく非常に快適にプレイできるという。サイズは15.6型で、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、ディスプレイ表面は非光沢処理となる。
このほかにも、99.9Whと大容量バッテリーを搭載することで、長時間のバッテリ駆動を可能にしているため、外出先でも気兼ねなくゲームプレイが可能とのことだ。
もちろん性能面も強化されており、CPUには第10世代Core Hプロセッサ、ディスクリートGPUにはGeForceシリーズをそれぞれ採用する。現時点では詳しいスペックは公開されていないものの、エンスージアスト向けゲーミングPCとして納得のスペックを搭載するものと思われる。
また、MSI独自の冷却システム「Cooler Boost 5」によって、CPUおよびGPUを効率良く冷却可能するため、性能を最大限引き出せるとしている。このほか、NVMe/PCIe Gen3対応のM.2スロットを2基(一方はSATAにも対応)備え、SSDを2基搭載可能となっている。
さらに、スター・ウォーズやトランスフォーマー、アイアンマンなどの映画製作に携わっているアーティストのColie Wertz氏が外装をデザインしたリミテッドエディション「Dragonshield」モデルも用意される。
発売は2020年末を予定しており、価格は未定だ。
GS66 Stealth
GS66 Stealthは、薄型軽量ゲーミングノートPC「GS Stealth」シリーズの2020年モデルとなる。こちらも細かなスペックは非公開となっているが、高さは約19.8mm、重量は約2.09kgと、ハイエンドスペックを搭載するゲーミングノートPCとしてはなかなかの薄さと軽さを実現している。
また、こちらもGE66 Raider同様に、リフレッシュレート最大300Hz対応の15.6型フルHD液晶ディスプレイを搭載する。薄型軽量モデルではあるが、ハイエンドスペックを惜しみなく搭載している点が大きな魅力となるだろう。
CPUは第10世代Core Hプロセッサ、ディスクリートGPUにはGeForceシリーズをそれぞれ採用するとしているが、具体的なスペックは非公開。冷却システムとしては、従来モデルのGS Stealthシリーズでも採用されている「Cooler Boost Trinity+」を採用。
ただ、搭載されるファンとして、厚さがわずか0.1mmの極薄ブレードを67枚備える新型のファンを採用することで風量が従来より10%向上し、冷却性能が高められているとのことで、最新CPUおよびGPUを、より効率良く冷却できるとしている。
このほか、GE66 Raider同様に99.9Whの大容量バッテリを搭載しており、日中は仕事に、夜はゲームに余裕を持って活用できるとのこと。
こちらも発売は2020年末を予定しており、価格は未定。