イベントレポート
AVerMedia、世界初の4K/60p対応Thunderbolt 3キャプチャユニット
2019年5月30日 00:00
台湾AVerMediaはCOMPUTEX TAIPEI 2019に出展し、世界初となる4K/60pのキャプチャに対応した外付けのThunderbolt 3キャプチャユニット「LIVE GAMER BOLT(GC555)」を展示した。
ワールドワイドでの出荷は10月を予定しており、価格は499ドル。日本への投入はそこから1カ月程度遅れる見込み。
同社はこれまで拡張カード型の内蔵キャプチャ「Live Gamer 4K(GC573)」で4K/60pの対応をしてきたが、外付けのニーズに応えるために投入されたのが、今回の製品となる。PCとの接続インターフェイスに40Gbps転送に対応したThunderbolt 3を採用することで、4K/60p/HDRの無圧縮キャプチャを実現した。
HDMIパススルー機能も備えており、別途ディスプレイを接続することで、遅延なしでゲームをプレイしながらキャプチャできる。ただ本機はユニット側で圧縮を行なわずに転送するため、PCでモニタリングしても遅延は50ms程度に抑えられる。このためシビアなタイミングを要求するゲームでなければ問題なくプレイ可能だ。
ちなみに今回Thunderbolt 3を採用したのは単なるバスバンド幅の問題ではなく、バスパワーも関係しているとし、安定して電源を供給できるThunderbolt 3を選択するに至ったとしている。
GC555では4K/60pのほかに、1080p/240fps、および1440p/120Hzの録画もサポートする。また、RGBイルミネーションを備える点も特徴だ。