イベントレポート

Thermaltake、同社初/本格水冷対応のDDR4メモリキット「WaterRam RGB」

~Alexa対応で声からLED色が変更可能

WaterRam RGBの動作デモ

 Thermaltakeは8日(米国時間)、同社初のDDR4メモリモジュールキット「WaterRam RGB Liquid Cooling Memory」を発表した。価格は8GB/2枚組キットが250ドル、8GB/4枚組キットが440ドル。

 世界初の2way冷却方式採用DDR4メモリを謳っており、ヒートシンク搭載のDDR4-3200メモリモジュールに、1,680万色RGB LEDを搭載した本格水冷のカスタムループに組み込める専用水枕が付属する。同社によれば、水冷によってメモリ温度を37%下げられるという。

 DRAMにはSK Hynix C-dieを採用し、レイテンシは16-18-18-38、動作電圧は1.35V。

 「CES 2019」にて展開されたブースには、実機が展示されていた。水枕パーツとメモリはネジで固定され、水枕のメモリ接触面にはサーマルパッドが配置されており、本格水冷に対応しない従来のパッシブ冷却環境でもそのまま使えるという。

 Thermaltakeとして初のメモリ製品であり、新たな市場への参入を果たすものとなるが、担当者によれば、今後は異なるクロックも(より高クロック/より低クロックともに)ラインナップしていくとのことだ。

キット
水枕にはサーマルパッド搭載

 また、RGB LEDは独自ソフトウェアで制御できるほか、Amazon Alexaでの音声コマンドに対応しており、Alexaに話しかけて色を変更できる。独自のスマートフォン用アプリでも音声コマンド制御が可能なほか、Razerとの提携で「Synapse 3」からの制御にも対応している。

ソフトウェアでLED制御が可能
展示されていたDDR4メモリのライティングキット「Pacific R1 Plus DDR4 Memory Lighting Kit」