イベントレポート
SilverStone、奥行き14cmで1,200WのコンパクトATX電源を展示
~600WのファンレスTitanium電源やケースなどの新製品も
2018年6月8日 19:53
奥行き14cmの1,200Wフルモジュラー型ATX電源「ST1200-PTS」
ST1200-PTSは、1,200Wの高出力を実現しつつも、奥行きが14cmとコンパクト筐体を実現したATX電源だ。一般的な1,200W電源よりも圧倒的にコンパクトなため、小型のケースなどにも余裕で搭載できる。
また、ケーブルはフルモジュラータイプのため、必要最小限のケーブルのみで運用でき、小型ケースでの有利時に有利となる。しかも、80PLUS Platinum対応の高効率仕様という点も魅力的だ。
シリーズとして、出力1,000Wの「ST1000-PTS」も用意される。発売時期は2018年10月頃を予定しており、価格は未定。
奥行き10cmの700Wフルモジュラー型SFX電源「SX700-PT」
コンパクトな電源ユニットとして、SFX仕様の製品も用意されていた。もともとSFX電源自体小型ではあるが、展示されていたSX700-PTは、出力700Wながら、奥行きが10cmとこちらも大幅な小型化を実現。しかも、80PLUS Platinum準拠の高効率仕様。
そのほか、コンデンサはすべて日本製、92mmの静音ファン採用、フルモジュラー仕様といった特徴がある。高性能な超小型PCを自作する場合に魅力的な存在となりそうだ。発売時期は2019年第1四半期を予定している。
ファンレス仕様の600W Titanium電源「NJ600」
NJ600は、SilverStoneのファンレス電源「Nightjar」シリーズの新モデル。出力が600Wに高められており、より高性能なPCでの利用に対応する。
もちろん、80PLUS Platinum対応の高効率仕様や、フルモジュラー仕様といった特徴も従来同様だ。発売時期は2018年8月を予定しており、価格は未定。
3面ガラスパネル採用のタワー型Mini-ITXケース「LD03」
LD03は、Mini-ITX対応ミニタワーケースの新モデル。前方および左右側面にガラスパネルを採用したスタイリッシュなデザインが特徴。もちろん、内部にイルミネーションパーツを装着した場合でも、外からしっかり確認できる。
対応マザーボードはMini-ITXで、本体後方パネルに、背面IOパネルが上側に来る向きに装着し利用する。そして、底面から外気を取り込み、本体上部から排気する空気の流れを実現しており、内部の熱を効率良く排出できるという。ビデオカードもエッジ側が上部に来るため、同様に排熱効率が高まる。
また、底面および天面に120mmファンを装着できるとともに、いずれも120mm水冷ラジエータの装着に対応。CPUとビデオカードそれぞれに簡易水冷を利用する場合でも、問題なく対応できる。天面には80mmファンを追加して装着できるため、排熱効率をさらに高めることも可能だ。
電源ユニットはSFX電源が装着可能。ドライブベイは3.5インチシャドウベイ×1、2.5インチシャドウベイ×1。発売時期や価格は未定だ。
NVMe M.2 SSD対応のUSB変換アダプタ「MS11」
M.2仕様のSSDをUSB接続に変換するアダプタは、SilverStoneをはじめいくつかのメーカーから発売済みだが、その多くはSATA仕様のM.2 SSDに対応するものが中心。しかし、このMS11はNVMe SSDに対応する点が大きな特徴となる。
USBポートはUSB Type-Cを採用しており、USB 3.1 Gen2に対応しているため、高速なアクセス速度を実現するという。展示されていたものはプロトタイプで、今後形状も含めて変更の可能性があるそうだが、超高速かつ大容量のポータブルSSDを自作したい人にとって、魅力的な存在となりそうだ。発売時期は未定。
RGBイルミネーション搭載の120mmロープロファイルファン「FW124-ARGB」
RGBイルミネーション搭載空冷ファンの新モデルとして展示されていたのが、「FW124-ARGB」だ。
ファンのサイズは120mmだが、高さが15mmのロープロファイル仕様となっている。説明員によると、RGBイルミネーション搭載の120mmロープロファイルファンはこれが世界初とのこと。
イルミネーションの発色や発光パターンの制御は、SilverStoneのRGBコントローラ「LSB02」を利用するか、ASUSのAura Sync、MSIのMystic Lightにも対応している。こちらもプロトタイプで、発売時期は未定とのことだ。