イベントレポート
オンキヨー、ハイレゾ対応12.5型4Kタブレット「GRANBEAT Hi-Res Tablet」を参考出展
2018年3月1日 12:16
オンキヨー株式会社は、2月26日~3月1日(現地時間)にスペイン王国カタロニア州バルセロナ市において行なわれたMWC 18に出展し、同社が販売しているハイレゾオーディオ対応スマートフォン“GRANBEAT”のタブレット版となる「GRANBEAT Hi-Res Tablet」を参考展示した。
GRANBEAT Hi-Res Tabletは、4K UHD(3,840x2,160ドット)のディスプレイを搭載したAndroid 8.0タブレットで、GRANBEATと同じようにハイレゾオーディオに対応しているなど、高音質にこだわったタブレットとなる。価格は未定だが、さほど遠くない時期に出荷される見通しという。
12.5型4K UHDディスプレイ搭載、2.5mm 4極端子も装備
オンキヨーは、昨年(2017年)高音質デジタルオーディオプレーヤーとしての機能を統合したスマートフォン「GRANBEAT」を発表したが(オンキヨー、高音質オーディオプレーヤーとスマホが合体した「GRANBEAT」参照)、GRANBEAT Hi-Res Tabletはそのタブレット版となる製品だ。
最大の特徴は、スマートフォン版GRANBEATと同じく、オーディオ出力にこだわっていることだ。左側面のヘッドフォン端子は、3.5mm 4極端子と、バランス出力が可能な2.5mm 4極端子の2つが用意されており、バランス出力に対応したヘッドフォンを使うと、より高音質でクリアなハイレゾオーディオが楽しめるとしている。
GRANBEATと同じように専用DACとアンプを搭載しており、外付けのアンプがなくてもハイレゾオーディオ再生が可能だ。
内蔵されているスピーカーも、オンキヨーが独自に開発したODMD(Onkyo Double-Molding Diaphragm)振動板を用いたものを4つ搭載しており、タブレットとは思えないしっかりとしたオーディオ再生が可能だという。タブレットしては初めてDTS:X Premium 1.0に対応しているほか、DTS Play-Fiもサポートしている。
本体右側面にあるUSB Type-Cから直接充電できるが、付属品としてクレードルが用意されており、充電しながら使うことも可能だ。
このほか、背面と前面にカメラが用意されている。無線関連はWi-FiとBluetoothを装備。microSDとSIMカードスロットが入るトレイも用意されている。一見するとLTEモデム内蔵のように見えるが、オンキヨーの関係者によれば開発段階では検討されていたものの、最終的に非搭載になりそうとのことだった。
価格に関してはスマートフォンのGRANBEATが10万円近いということで、それよりもかなり上の価格帯になる見通し。
Xperia Tabletの新製品がここ数年出していない現在、高音質なAndroidタブレットを求めるユーザーには気になる製品と言えるだろう。