Lenovoは、CES 2017開幕前日となる1月8日(現地時間)に、ThinkPad X1シリーズ3機種「ThinkPad X1 Carbon」、「ThinkPad X1 Yoga」、「ThinkPad X1 Tablet」の新モデルを発表した。各製品のスペックなどは関連記事を参照いただくとして、本稿ではそれら3製品の実機写真を紹介する。
ThinkPad X1 Carbon
ThinkPad X1 Carbon新モデルの筐体は、2017年モデルからほぼ変更されていないが、第8世代Coreプロセッサの採用や、輝度500cd/平方mのDolby Vision HDR対応液晶ディスプレイ搭載などの進化を実現している。なお、Dolby Vision HDR対応液晶ディスプレイは、低温ポリシリコン(LTPF)液晶とのこと。
デザイン面では、天板にX1ロゴを配置している点が目につく。ThinkPadロゴと対角になる角に配置されており、Xの半分が赤に配色されているため、なかなかのアピール度と感じた。
ディスプレイは14型で、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)またはWQHD(2,560×1,440ドット)。Dolby Vision HDR対応ディスプレイはLTPF液晶を採用とのこと 天板。本体のサイズや形状は従来モデルから変わっていない 左側面には、Thunderbolt 3×2、Gigabit Ethernet用ドッキングコネクタ、USB 3.0、HDMIを用意 右側面には、オーディオジャックとUSB 3.0を用意 背面にmicroSDカードスロットとWWAN用SIMカードスロットを用意 キーボードやポインティングデバイスも従来モデル同様だ 展示機では、ディスプレイ上部に顔認証用赤外線カメラが搭載されていた ThinkPad X1 Yoga
ThinkPad X1 Yogaも、X1 Carbon同様に第8世代Coreプロセッサの採用や、輝度500cd/平方mのDolby Vision HDR対応液晶ディスプレイなどを搭載して進化。天板にX1ロゴが配置されている点も同様だ。
なお、従来モデルでラインナップされていた有機ELディスプレイは、新モデルでは採用の予定がないとのこと。
ディスプレイは360度開閉し、クラムシェル、テント、スタンド、タブレットの4モードで利用可能 ディスプレイは14型で、表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)またはWQHD(2,560×1,440ドット)。Dolby Vision HDR対応ディスプレイもラインナップ。ただし有機ELディスプレイ搭載モデルは用意されない 天板。従来同様にカーボンファイバー素材を採用しており、軽さと優れた堅牢性を両立 左側面には、Thunderbolt 3×2、USB 3.0を用意 右側面には、電源ボタン、オーディオジャック、Gigabit Ethernetアダプタ用コネクタ、USB 3.0、HDMIを用意 背面にmicroSDカードスロットとWWAN用SIMカードスロットを用意 従来同様、2,048段階の筆圧検知に対応するThinkPad Pen Pro-3によるペン入力が可能。また、オプションで用意される4,096段階の筆圧検知に対応する「Lenovo Pen Pro」にも対応 ThinkPad Pen Pro-3は本体に収納できる ThinkPad X1 Tablet
ThinkPad X1 Tabletは、X1 CarbonやX1 Yogaと異なり、従来モデルから仕様が大きく変更。ディスプレイがアスペクト比3:2の13型液晶へと変更され、本体サイズやキックスタンドの仕組みなども新しくなっている。キックスタンドは新たな仕組みのヒンジを採用することで、本体をほぼ水平に近い角度まで開いて利用できるようになった。
また、従来モデルで用意されていた、底面に取りつけて利用するバッテリやプロジェクタなどのモジュールもなくなっており、比較的オーソドックスな2in1タブレットになったという印象だ。
ディスプレイに3,000×2,000ドット表示対応の13型液晶を採用したことで、従来モデルから本体サイズや形状が変わっている 新開発ヒンジにより、水平に近い角度まで自在に角度調節が可能となった キーボードカバー。キーボードの仕様はまさしくThinkPadシリーズそのものだ 左側面には、WWAN用SIMカードスロットとThunderbolt 3×2を用意 キックスタンド内部にmicroSDカードスロットを用意