イベントレポート

TVを点けたり会話もしてくれる。ASUSの自走式アシスタントロボ「Zenbo」

~実機動画も公開

Zenbo本体正面。高さは50~60cm程度

 ASUSがCOMPUTEX TAIPEI 2016に合わせて発表した、同社初のアシスタントロボット「Zenbo」。COMPUTEX開催前日に行なわれた発表会では、音声認識や顔認識などを駆使し、認識した人を追って動いたり、話しかけられた内容に沿ってアクションを起こすといったZenboの概要が、主にムービーを使って紹介された。そして、COMPUTEX TAIPEI 2016会場内のASUSブースに用意されたステージでは、1日3回Zenboのデモが行なわれていた。

 デモでは実際にZenboが登場し、説明員の指示に従ってZenboがTVを点けたり、顔にあたるディスプレイに写真を表示したり、音楽を流したりといった動作が紹介された。また、来場者から3人を選び、選ばれた人がZenboに話しかけるデモも行なわれ、きちんとZenboが応対する様子が見られた。

 ただ、デモの内容は毎回同じもので、来場者が話しかける内容も指定されたものに限られていたことから、まだまだ開発途上という印象が強かった。

 なお、Zenboのサイズや重量などといった基本的なスペックを始め、中にどういったセンサー類が搭載されているのか、具体的な動作システムがどうなっているのか、各種処理はローカルで行なわれているのかサーバーで行なわれているのか、といった細かな仕様は一切公開されていない。ブースで担当者に聞いても、今公開されている情報が全てで、それ以上のことは話せないとのこと。この点からも、今回公開されたZenboは、初期のプロトタイプと考えた方が良さそうだ。

 ここからは、ASUSブースでのZenboのデモの様子や、Zenbo本体の外観などを、写真と動画で紹介する。

顔の部分はタッチタイプのディスプレイとなっている。表情は常に変化し、感情表現も可能なようだ
ディスプレイにはさまざまな情報を表示可能
ショッピングサイトを表示してオンラインショッピングも可能
顔の上にはカメラやさまざまなセンサー類が搭載されているようだ
頭の上には、ボタンのようなものがある
胴体部分正面
正面のメッシュ内にも、何らかのセンサーがあるようだ
側面から見た様子
側面。ホイールのように見えるが、この部分が回転するわけではない
側面にはフルカラーLEDを内蔵しており、鮮やかに発色する
胴体部分後部
後部にZenboロゴが見える
後部にもさまざまなセンサーが搭載されているようだ
こちらは頭の部分後方
Zenboが呼びかけに応じて動く様子
Zenboが音楽を再生して踊っている様子
Zenboが子供向け教育コンテンツを表示している様子