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Plextor、東芝製15nm TLC NAND採用の「M7V」シリーズ
~2.5インチタイプとM.2タイプを用意
(2016/4/6 15:13)
台湾Lite-On Technologyは6日(現地時間)、Plextorブランドでは初となるTLC NANDを採用したSSD「M7V」シリーズを発表した。販売は4月からの予定で、国内代理店のリンクスインターナショナルが取り扱う。現時点での価格は不明。
M7Vシリーズには、2.5インチタイプとM.2(2280)タイプがあり、容量は128GB/256GB/512GBの3モデルがそれぞれ用意される。接続方式は全てSATA 6Gbpsを採用。TLC NANDは15nmプロセスの東芝製で、コントローラはMarvellの88SS1074B1が実装されている。
独自のPlexNitro技術によってドライブ容量の予約が必要ないため、最大限の容量を利用可能。例えば、128GBモデルでは他社が120GBと実容量が少なくなっているものがあるのに対し、M7Vシリーズでは最大の128GBを利用できるようになっている。
また、ユーティリティの「PlexTurbo」をサポートし、メモリへのキャッシングによってリード/ライトの高速化を図るとともにフラッシュへの書き換え回数を減らすため、TLC NANDの欠点と言える寿命の延長が期待できるとしている。このほか、低使用率のファイルを圧縮して容量を増やす「PlexCompresso」、任意のホットキーでドライブを表示/非表示させるセキュリティ機能「PlexVaultr」も利用できる。
2.5インチとM.2の仕様は共通でライト/リード速度は下表の通り。
128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 560MB/sec | ||
シーケンシャルライト | 500MB/sec | 530MB/sec | |
ランダムリード | 97,000IOPS | 98,000IOPS | |
ランダム4Kライト | 51,000IOPS | 84,000IOPS |
フラッシュメモリの書き換え可能回数を示すP/Eサイクルは最大2,000回。MTBF(平均故障間隔)は150万時間となる。
本体サイズ/重量は、2.5インチタイプが100×69.85×6.8mm(幅×奥行き×高さ)/約60g、M.2タイプが80×22×3.65mm(同)/約10g。