ニュース

Apple、9.7型に小型化された「iPad Pro」を発表

9.7型iPad Pro

 Appleは21日(現地時間)、「iPad Pro」シリーズの第2弾となる9.7型の製品を発表した。「mini」や「SE」などの修飾語は付かず、製品名はiPad Proのまま、新しいバリエーション追加となる。従来のiPadやPCからの置き換えを狙うという。

 価格は32GB Wi-Fiが599ドル(日本では税別66,800円)、128GB Wi-Fiが749ドル(同84,800円)。また、256GB W-Fiモデルも用意され、899ドル(同102,800円)。日本を含む各国で3月24日より予約を受け付け、3月31日より出荷する。本体色は、シルバー、ゴールド、スペースグレイに、ローズゴールドが追加される。Cellularモデルはプラス1万6千円。

 同時発表された「iPhone SE」のように、従来の12型のiPad Proと同じA9X SoCを搭載し、同等の性能を実現、「Apple Pencil」に対応しながら小型化した。解像度は2,048×1,536ドット、264ppiで、従来より高色域という。

 True Tone技術を搭載し、環境に合わせて画面の色温度を変え、自然な見え方にするなど、新機能も追加されている。また、カメラは1,200万画素に高画素化され、4K動画撮影や、Live Photosにも対応。ローカルトーンマッピングやノイズリダクションも強化された。FaceTime HDカメラも500万画素に強化されている。スピーカーを4基内蔵するのも特徴。

 本体サイズは169.5×240×6.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量はWi-Fiモデルが437g、Wi-Fi+Cellularモデルが444g。

 また、12.9型モデルにも256GBモデルが追加される。価格はWi-Fiモデルが税別130,800円、Wi-Fi+Cellularモデルが同146,800円。

ローズゴールドが追加
環境光に応じて、画面の色温度を変えられる

(若杉 紀彦)