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どちら向きにも挿せるUSB Type-Cの規格化が完了

~転送速度10Gbpsで100Wの給電に対応

USB Type-C

 USB 3.0 Promoter Groupは米国時間の12日、USB Type-Cコネクタの規格化が完了したと発表した。今後同規格は、USB Implementers Forum(USB-IF)へと送致され、認定プログラムの管理などへと進む。

 USB Type-Cコネクタは、USBの最新規格であるUSB 3.1に準拠しつつ、モバイル機器への実装の容易さや、より大容量の給電能力など、将来の端末を見据えた新しいコネクタ。形状が変わるため、従来のType-AやBとは物理的な互換性がないが、裏表対称の形状となったことで、どちら向きでも挿せるようになっているのが特徴。

 USB 3.1に対応したことで、転送速度はUSB 3.0の2倍となる10Gbpsに対応。また、給電能力が大幅に引き上げられ、最大100Wの供給が可能。これにより、ドッキングステーションとノートPCをUSB Type-Cケーブル1本のみで接続し、外部ディスプレイを含むさまざまな機器を接続しつつ、充電することも可能となる。

 USB 3.0 Promoter Groupには、IntelやMicrosoftなどが加盟しており、今後、すみやかに普及が進んでいくものと思われる。

プラグ
コネクタ

(若杉 紀彦)