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転送速度を2倍に引き上げた「USB 3.2」が策定

 USB 3.0 Promoter Groupは25日(米国時間)、マルチレーン技術により最大で2GB/sの転送速度を実現した「USB 3.2」規格を発表した。すでに最終ドラフト段階に入っており、2017年9月にアメリカで開かれるUSB Developer Daysで正式リリースする。

 既存のUSBは1つのレーンを使ってデータを転送してきたが、USB 3.2では最大2つのレーンを採用し、1レーンあたり5Gbpsまたは10Gbps転送することで、2GB/sを超える転送速度を実現する。

 同グループはすでにUSB Type-C規格を市場に導入しているが、既存のType-Cケーブルを使いつつ速度を2倍に引き上げられる。USB 3.0をベースとした物理レイヤーとデータエンコーディング技術も踏襲する。一方、Hubについてはアップデートが加わり、2レーン動作に対応できるようにする。

 ユーザーがUSB 3.2の恩恵を享受するには、Type-CケーブルおよびUSB 3.2に対応したデバイスが必要。