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カラーテクスチャ付き3Dモデリングデータまで生成できる撮影台

「フォトシミリ 3D MFP」
5月20日 発売

価格:750万円(税別)

 株式会社アポロクリエイトは、3Dおよび360度アニメーション撮影に加え、カラーテクスチャマップ付き3Dモデリングデータも出力可能な撮影システム「フォトシミリ 3D MFP」を5月20日より発売する。

 フォトシミリは、内部にターンテーブルと、被写体上を半円状に移動するカメラ用レールを備えた撮影台。ターンテーブルやカメラは動作を自在に制御可能で、横360度に回転するアニメーション(4~360コマ)を自動撮影、出力(HTML5/Flash/GIF形式)できる。その際、LED照明により、RGB(255,255,255)のピュアホワイトで撮影できるほか、自動的に輪郭検出し、背景を透過したPNG画像を出力することも可能。

 3D MFPでは、新たに被写体の3Dモデリングデータを出力する機能を搭載。システム内のプロジェクターから縞模様を投影した状態で、複数アングルから撮影し、その画像を元に被写体表面の凹凸情報を検出することで、高精細な3Dモデリングデータとカラーテクスチャマップを生成できる。対応出力形式はOBJ/COLLADA/3DS/X3D/STLで、3Dプリンタに渡して、出力できるほか、3Dオブジェクトを閲覧できるクラウドサービス「BigObjectBase」にアップロードもできる。

 本体サイズは1,001×1,410×1,270mm(幅×奥行き×高さ)、重量は249.5kg。最大被写体サイズは、上からの静止画で528×528mm、半球・全休アニメーションで299×299×299mm、縦幅優先3Dモデリングで251×251×198mmなど。ターンテーブル直径は67cm、被写体最大重量は14.9kg。対応カメラはキヤノン「EOS Kiss X7i」。対応OSは、Windows XP/Vista/7/8(一部ソフトは7以降)。価格は750万円(税別)。

開けたところ
内部

3D撮影/出力したデモ

(若杉 紀彦)