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Raspberry Pi、DDR2 SO-DIMM基板型のマイコンボード

「Raspberry Pi Compute Module」
4月7日(現地時間) 発表

 英Raspberry Pi Foundationは7日(現地時間)、DDR2 SO-DIMMの基板にSoC、フラッシュメモリを搭載したマイコンボード「Raspberry Pi Compute Module」を発表した。

 Raspberry PiはBroadcomのARM SoC「BCM2835」をベースとするマイコンボードだが、そのBCM2835と512MBメモリ、4GBのeMMCフラッシュメモリを、DDR2 SO-DIMM基板に搭載した新モデルとなる。基板はコネクタ部を含めて、DDR2 SO-DIMM規格そのままのものを採用しており、ボードサイズは67.6×30mm(幅×奥行き)。標準化されたフォームファクタを採用することで、Raspberry Piを自製品へ組み込むことを容易にしたことが特徴となる。

 BCM2835とフラッシュメモリは直接接続されるが、そのほかのインターフェイスについては基板のピンから利用可能。また、Compute Moduleと組み合わせて利用できるI/Oボード「Compute Module IO Board」も用意される。IO Boardには各種I/Oピンのほか、HDMI出力やUSBなどを備える。

 Compute Moduleは、まずIO Boardとのセットモデルを6月に発売。その後に100個ロット時30ドル前後でCompute Module単体の発売が予定されている。

Raspberry Piの既存モデルとの比較
「Compute Module IO Board」。左がIO Board単体、右がCompute Moduleを搭載した状態

(多和田 新也)