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富士通、ワコムペン対応コンバーチブル2-in-1「LIFEBOOK TH」

~13.3型WQHD IGZO液晶、Dragontrail強化ガラス

富士通「LIFEBOOK TH」
2月21日 発売

価格:オープンプライス

 富士通株式会社は、コンバーチブルタイプの13.3型Ultrabook「LIFEBOOK TH」シリーズを2月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭モデルは「TH90/P」1モデルで、店頭予想価格は21万円強の見込み。

 中央の2軸ヒンジで変形するタイプのコンバーチブルノートPC。従来からある形状で本体側を動かさずキーボードを隠すようにタブレットに変形できるメリットを持たせながら、現在の技術で再設計したことで、厚さ17.1~19.3mmと薄型化。Ultrabookに準拠する。液晶を180度回転させるヒンジは左右どちらからでも回転可能で、対面だけでなく、左右に居る人に画面を見せたりできる。

 今回の2軸ヒンジは、閉じた状態で背面が揃うように設計されており、普段は一般的なノートPCのようなデザインになる。一方、画面を回したタブレット状態では液晶側と本体側にズレが生じ、そのズレにボリュームボタンを配置しているほか、無線LANアンテナからの電波が金属面で妨害されないようにしている。同社ではこの新デザインを「Shift hinge」と名付けている。

 液晶は2,560×1,440ドット(WQHD)対応13.3型IGZOで、ワコムのデジタイザを搭載(筆圧1,024段階、専用ペン付属)。強化ガラスは旭硝子の「Dragontrail」を採用し、本体側はねじれに強い「超圧縮ソリッドコア」構造を継承。堅牢性を確保した。バッテリは着脱可能。

 TH90/Pの主な仕様は、Core i5-4200(1.60GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、ハイブリッドHDD 500GB、WQHD/デジタイザ/タッチ対応13.3型IGZO液晶(グレア)、Windows 8.1 64bit、Office Home and Business 2013を搭載。

 インターフェイスはUSB 3.0×2(1つは電源オフ充電対応)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HDMI出力、SDカードスロット、指紋センサー、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。指紋センサーは本体側ではなく、タブレット時にも使えるよう液晶側に配置した。

 バッテリ駆動時間は約12.5時間。本体サイズは320.8×235×17.1~19.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.59kg。

 直販のカスタムメイドモデル「WT1/P」は、ストレージにSSD 128GB/256GBを用意。Officeなし、外付けDVDスーパーマルチドライブ、ネットワークTVチューナなどを選択できる。

 そのほかのシリーズは、モバイル系の「LIFEBOOK UH」シリーズ、「LIFEBOOK SH」シリーズ、タブレットの「LIFEBOOK QH」シリーズなど全て、2013年秋冬モデルを継続する。

(山田 幸治)