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富士通、Core i5を搭載するフルHD/12.5型液晶着脱式Ultrabook
~オプションのクレードルへ挿すとフルパフォーマンスを発揮
(2013/10/8 11:00)
富士通株式会社は、12.5型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶を着脱可能な2-in-1 Ultrabook「ARROWS Tab QH77/M」を11月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は21万円前後の見込み。
液晶着脱式のUltrabookで、付属のスリムキーボードに取り付けることでクラムシェルノート、取り外すことでタブレットPCとして利用が可能。スリムキーボードを搭載して折りたたんだ状態で本体の薄さが20mmとなり、Ultrabookの要件をクリアする。スリムキーボードはオプションでも発売される(店頭予想価格:14,800円)。配列は86キー日本語。キーピッチは約19mm、ストロークは約1.7mm。
さらにオプションで「ターボモード用拡張クレードル」(店頭予想価格:10,500円前後)も用意される。このクレードルは内部にファンを搭載しており、ドッキング時に本体の冷却能力を高めることで、より高クロックでCPUを動作させられる仕組みを持ち、利用時に動画エンコード時間で約40%短縮できるというデータを示している。同種の仕組みはレノボ・ジャパンの「ThinkPad Helix」が採用しており、第3世代Coreプロセッサ以降に採用されているConfigurable TDP(cTDP)の仕組みを用いたものとなる。同クレードルはインターフェイスとして、USB 3.0×4、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernetも搭載する。
このほか、本体はIPX5/7/8規格の防水、IP5X規格の防塵に適合。指紋センサーやNFCなども備える。また本体に収納可能で、1,024段階の筆圧検知、IPX2の防滴に対応するスタイラスペンも付属
【お詫びと訂正】初出時、付属スタイラスペンについて筆圧検知および防滴に非対応としておりましたが、正しくは対応します。お詫びして訂正いたします。
主な仕様は、CPUにCore i5-4200U(1.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(2GB×2)、SSD 128GB、Windows 8.1 64bit、Office Home and Business 2013を搭載。インターフェイスはIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、約200万画素前面/約500万画素背面カメラ、microSDカードスロット、USB 3.0、USB 2.0、音声入出力。
バッテリは46Whのリチウムポリマーで、駆動時間はタブレット単体で約16時間、スリムキーボード装着使用で約13時間。タブレット状態での本体サイズは309.6×199.3×11.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約980g。スリムキーボード装着時の本体サイズは309.6×212.7×20mm(同)、重量は約1.67kg。
直販サイトのWEB MARTでは「WQ2/M」の型番で販売され、CPUにCore i7-4600U(2.1GHz、同)、8GBのメモリ、256GBのSSDなどをカスタムメイドで選択できるほか、タブレットとして利用する人向けにキーボードなしでの購入も可能となっている。