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新興CPUクーラーブランドCRYORIG、第1弾ツインタワー「R1」を発表
~元Thermalright、Prolimatech、Phanteksのエンジニアが集結して設計
(2013/11/29 18:43)
台湾の新興CPUクーラーブランド「CRYORIG(クライオリグ)」は29日、同社の第1弾製品としてツインタワーのハイエンドCPUクーラー「R1」を発表した。
CRYORIGは2013年に設立された新CPUクーラーブランド。「CRYO」は“低温”、“冷凍”といった意味を表す。Thermalright、Prolimatech、Phanteksなど、数々のハイエンドクーラーを設計したエンジニアが集結したデザインチームを持つという。日本での販売も予定している。
その第1弾のR1は、ツインタワーでデュアルファン搭載という構造でありながら、ヒートシンク全体を後部にオフセットすることで、ヒートシンクが高いメモリやメモリファンとの干渉を回避する構造となっている。
特許を取得した「DirectCompress」ソルダリング技術により、一般的なソルダリング技術と比較してフィンとヒートパイプの接地面積が10%向上し、熱伝導効率を向上。また、ヒートパイプを前後に少しずつずらしてフィンと接触する「Convex-Align」により、放熱性を高めた。
それぞれのタワーのフィンは前後が分かれており、前側は2.4mmピッチ、後側は1.8mmピッチの「Jet Fin Acceleration System」を採用し、エアフローを向上させた。また、CPUと接触するベース部のヒートパイプをカーブ状に配置する「Heatsink Displacement Optimization」により、熱の拡散を改善するという。
また、付属ファンは高精度低ノイズスリーブベアリングの採用により騒音を低減。前面は13mm薄型の「XT140」、中央は26mm厚の「XF140」となっている。リテンションも特許出願中の「MultiSeg」を採用し、容易に装着できるとしている。
対応ソケットはIntelがLGA775/1156/1155/1150/1366/2011、AMDがSocket AM2/AM3/AM3+/FM1/FM2。本体サイズは140×130×168.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,181g(ファン込み)。