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CRYORIG、高さ74mmの“ミニ”ハイエンドCPUクーラー「C1」を開発中
(2014/3/14 17:38)
台湾CRYORIGは、高さ74mmのMini-ITX向けハイエンドCPUクーラー「C1」を開発していることを明らかにした。日本での発売は5月頃を予定している。価格は未定。
Thermalrightのローハイト/ハイエンドトップフローCPUクーラー「AXP-200」に対抗するモデル。ヒートパイプはAXP-200と同様6本搭載するが、AXP-200が全てベースに対してC字型を描くタイプなのに対し、本製品はうち4本を内側にも伸ばしてフィンと接触させるG字型を描くタイプとした。これにより熱伝導性能を50%高めたという。
さらに、ファンに近い上部のフィンを広くしてエアフローを向上、ファンから遠い下部のフィンを狭くして放熱面積を高める「Jet Fin Acceleration System」をR1シリーズに続いて採用。ただし、上部のフィンの面積は広いが、下部フィンの面積が狭い構造となっている。
また、上/下部フィンとヒートパイプは、接合面積を増やして熱伝導性を高める「DirectCompress」技術を引き続き採用するが、これはヒートパイプのうち4本の内側のみに適用される。外側は一般的なヒートシンクと同様、フィンに穴を開けて上部フィンのみと接合される形となる。
付属するファンは13mm厚の「XT140」。リテンションは「MultiSeg」で、対応ソケットはIntelがLGA775/1156/1155/1150/1366/2011、AMDがSocket AM2/AM3/AM3+/FM1/FM2。
基本的にMini-ITX向けではあるものの、発熱が大きいLGA2011環境でのテストもクリアしたとしており、ローハイトながらもオーバークロックに十分なヘッドルームを確保したとしている。
なお、ハイエンドのツインタワー「R1 ULTIMATE」の、メモリとの干渉を抑えたバージョン「R1 UNIVERSAL」についても、ディラックから近日発売される。こちらはR1 ULTIMATEのフィンを後部にオフセットし、前面のファンをXT140に置き換えることで、高いヒートシンクを備えたメモリとの干渉回避を実現した。店頭予想価格はR1 ULTIMATEと同等の13,800円前後で、初回限定でXT140がもう1基付属する。