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AMD、クラウドゲーミングプラットフォーム「Radeon Sky」を発表
(2013/3/28 12:29)

- 3月26日(現地時間) 発表
AMDは3月26日(現地時間)、米サンフランシスコで開催されている「Game Developer Forum 2013」において、ゲーム市場における包括的な戦略を発表。これまで推進してきたゲーム開発者向けのプログラム「Gaming Evolved」や、ゲームバンドルプログラムの「Never Settle」を強化するとともに、クラウドゲーミングにも注力。そのプラットフォームとして「AMD Radeon Sky Graphics」(Radeon Sky)シリーズを発表した。CiiNOW、G-cluster、OTOYといったクラウドゲームサービス事業者がパートナーとして挙げられている。
Radeon Skyシリーズは、Graphics Core NextアーキテクチャのGPUをベースに、クラウド向けに「AMD RapidFire Technology」と呼ばれる技術を搭載する。HDクオリティのグラフィックスをネットワーク越しに送信する際の最適化技術で、VMware ESX/ESXiやCitrixのZenServerなどのハイパーバイザーが構築する仮想マシンからのアクセスもサポートする。技術的にはNVIDIAのGeForce GRIDに近く、NVIDIA VGX HyperVisorと同等の機能面を含んでまとめてRapidFire Technologyと呼称している。
Radeon Skyシリーズは、上位から順に「Radeon Sky 900」、「Radeon Sky 700」、「Radeon Sky 500」の3モデルがラインナップされる。ストリーム・プロセッサ数などの詳細はないものの、下記のような仕様が公表されている。最上位のRadeon Sky 900は省電力機能のZeroCore Powerに非対応で、デュアルGPU構成とみられる。
なお、ラックマウントサーバーなどで使うことを想定してか、いずれもファンを搭載しないパッシブ・クーリングを採用するとしている。
| AMD Radeon Sky 900 | AMD Radeon Sky 700 | AMD Radeon Sky 500 | |
|---|---|---|---|
| フォームファクター | フルハイト/フルレングス デュアルスロット | フルハイト/フルレングス デュアルスロット | フルハイト/フルレングス シングルスロット |
| コアクロック | 825MHz | 900MHz | 950MHz |
| メモリ | 6GB GDDR5 (1GPUあたり3GB) | 6GB GDDR5 | 4GB GDDR5 |
| メモリバス幅 | 384bit | 384bit | 256bit |
| メモリ帯域幅 | 480GB/sec | 264GB/sec | 154GB/sec |
| 最大消費電力 | 300W | 225W | 150W |
| インターフェイス | PCI Express 3.0 x16 | ||
| 対応DirectX | 11.1 | 11.1 | 11.1 |
| AMD RapidFire Technology | ○ | ○ | ○ |
| AMD PowerTune Technology | ○ | ○ | ○ |
| AMD ZeroCore Power Technology | × | ○ | ○ |
また、Radeonのグラフィックス描画をアピールする際のデモにたびたび登場するオリジナルキャラクター「Ruby」も、誕生から10周年を記念して刷新することを発表。IllFonicによってCryEngine 3を用いた新作が開発されている。公開は“数週間後”としている。









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