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AMD、クラウドゲーミングプラットフォーム「Radeon Sky」を発表

Radeon Skyシリーズのロゴ
3月26日(現地時間) 発表

Radeon Skyシリーズ

 AMDは3月26日(現地時間)、米サンフランシスコで開催されている「Game Developer Forum 2013」において、ゲーム市場における包括的な戦略を発表。これまで推進してきたゲーム開発者向けのプログラム「Gaming Evolved」や、ゲームバンドルプログラムの「Never Settle」を強化するとともに、クラウドゲーミングにも注力。そのプラットフォームとして「AMD Radeon Sky Graphics」(Radeon Sky)シリーズを発表した。CiiNOW、G-cluster、OTOYといったクラウドゲームサービス事業者がパートナーとして挙げられている。

 Radeon Skyシリーズは、Graphics Core NextアーキテクチャのGPUをベースに、クラウド向けに「AMD RapidFire Technology」と呼ばれる技術を搭載する。HDクオリティのグラフィックスをネットワーク越しに送信する際の最適化技術で、VMware ESX/ESXiやCitrixのZenServerなどのハイパーバイザーが構築する仮想マシンからのアクセスもサポートする。技術的にはNVIDIAのGeForce GRIDに近く、NVIDIA VGX HyperVisorと同等の機能面を含んでまとめてRapidFire Technologyと呼称している。

 Radeon Skyシリーズは、上位から順に「Radeon Sky 900」、「Radeon Sky 700」、「Radeon Sky 500」の3モデルがラインナップされる。ストリーム・プロセッサ数などの詳細はないものの、下記のような仕様が公表されている。最上位のRadeon Sky 900は省電力機能のZeroCore Powerに非対応で、デュアルGPU構成とみられる。

 なお、ラックマウントサーバーなどで使うことを想定してか、いずれもファンを搭載しないパッシブ・クーリングを採用するとしている。


AMD Radeon Sky 900AMD Radeon Sky 700AMD Radeon Sky 500
フォームファクターフルハイト/フルレングス
デュアルスロット
フルハイト/フルレングス
デュアルスロット
フルハイト/フルレングス
シングルスロット
コアクロック825MHz900MHz950MHz
メモリ6GB GDDR5
(1GPUあたり3GB)
6GB GDDR54GB GDDR5
メモリバス幅384bit384bit256bit
メモリ帯域幅480GB/sec264GB/sec154GB/sec
最大消費電力300W225W150W
インターフェイスPCI Express 3.0 x16
対応DirectX11.111.111.1
AMD RapidFire Technology
AMD PowerTune Technology
AMD ZeroCore Power Technology×

 また、Radeonのグラフィックス描画をアピールする際のデモにたびたび登場するオリジナルキャラクター「Ruby」も、誕生から10周年を記念して刷新することを発表。IllFonicによってCryEngine 3を用いた新作が開発されている。公開は“数週間後”としている。

(多和田 新也)