ICT総研、2011年の国内タブレット端末市場は188万台規模へ倍増と予測

8月2日 発表



 株式会社ICT総研は2日、タブレット端末市場に関する調査結果を発表した。

 これによると、2011年上期の国内出荷台数は82万台。その内iPad/iPad2が70万台と圧倒的なシェア(85.4%)となっている。ただし、今後は徐々にAndroidなど非iOS製品がシェアを伸ばす見込みで、2011年通期では2010年の2倍以上となる188万台が出荷され、その内非iOS製品は30万台(16%)に上るものと予測している。

 2012年にはAndroidおよびWindows端末が倍増する見込みだが、2015年頃までiPadの優勢は揺るがず、557万台の内302万台がiPadとなる潜在ニーズがあるとしている。

 製品の仕様としては、その大きさゆえ、あまり持ち歩かないことから、Wi-Fiのみを搭載した端末が人気で、3G搭載モデルのシェアは3割未満だという。

 世界市場では2011年の出荷予測は3,850万台。今後、新興国でも需要が活発化し、安価な製品のニーズも高まるため、iPadのシェアは2015年には5割を下回るが、1億台を突破するものと見られている。

【表1】タブレット端末の国内出荷台数(上期/下期別)。出典:ICT総研
【表2】タブレット端末の国内出荷台数予測(暦年ベース)。出典:ICT総研
【表3】タブレット端末の世界出荷台数予測(暦年ベース)。出典:ICT総研

(2011年 8月 3日)

[Reported by 若杉 紀彦]