ASUSTeK Computerは、AMD 900シリーズチップセット搭載マザーボード5製品を6月中旬より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。
いずれもソケットにSocket AM3+を採用し、AMDの次期CPU「AMD FX」への対応を謳うモデル。デジタル電源回路「DIGI+ VRM(Extreme Engine Digi+)」を採用し、スペクトラム拡散方式を採用することでノイズを抑え、高クロック動作時の安定性を高めた。また、最少フェーズから最大フェーズまで1フェーズ単位でシームレスに制御でき、電力効率を向上させたという。
また、「Crosshair V Formula」を除くモデルでPCの使用電力を集中管理して消費電力を抑える電力管理チップ「EPU」、「SABERTOOTH 990FX」を除くモデルで直接CPUにクロック変更の指示を出すオーバークロック用チップ「TPU」を備える。
いずれもメモリはDDR3 DIMMで、スロットは4基、最大32GBをサポートする。また、インターフェイスとしてGigabit Ethernet、音声入出力を搭載。UEFI BIOSを備える。
「Crosshair V Formula」はR.O.G.ブランドに属するゲーミング向けのモデル。6月中旬発売で、店頭予想価格は27,000円前後の見込み。
搭載チップセットはAMD 990FX+SB950。拡張スロットは、PCI Express x16(2.0)×4、同x1×1、PCI×1で、4GPUまでのNVIDIA SLIおよびCrossFire Xをサポート。ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×7、eSATA 6Gbps×1。インターフェイスは、USB 3.0×6、USB 2.0×12を備える。
SABERTOOTH 990FX |
「SABERTOOTH 990FX」はTUFシリーズに属する高耐久モデル。6月中旬発売で、店頭予想価格は22,000円前後の見込み。
搭載チップセットはAMD 990FX+SB950。拡張スロットは、PCI Express x16(2.0)×4、同x1×1、PCI×1で、4GPUまでのNVIDIA SLIおよびCrossFire Xをサポート。ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×6、SATA 3Gbps×2。インターフェイスは、USB 3.0×4、USB 2.0×14を備える。
「M5A99X EVO」はスタンダードシリーズの上位モデル。6月下旬発売で、店頭予想価格は24,000円前後の見込み。
搭載チップセットはAMD 990X+SB950。拡張スロットは、PCI Express x16(2.0)×3、同x1×2、PCI×1で、4GPUまでのNVIDIA SLIおよびCrossFire Xをサポート。そのほかのインターフェイス仕様はSABERTOOTH 990FXに準じる。
「M5A97 EVO」はスタンダードシリーズの中位モデル。7月以降発売で、店頭予想価格は14,000円前後の見込み。
搭載チップセットはAMD 970+SB950。拡張スロットは、PCI Express x16(2.0)×2、同x1×2、PCI×2。4GPUまでのCrossFire Xをサポート。そのほかのインターフェイス仕様はSABERTOOTH 990FXに準じる。
「M5A97 PRO」はスタンダードシリーズの下位モデル。6月下旬発売で、店頭予想価格は12,500円前後の見込み。M5A97 EVOからUSB 3.0ポートを2基を減らした以外、仕様はほぼ準じる。
M5A99X EVO | M5A97 EVO | M5A97 PRO |
(2011年 6月 1日)
[Reported by 劉 尭]