米Microsoftは5日、マウスの表面でマルチタッチ操作ができる無線マウス「Touch Mouse」を発表した。2011年5月発売予定で、推奨小売価格は79.95ドル。
マウスの表面がマルチタッチ対応のタッチセンサーとなっており、複数本の指によるタッチでさまざまな操作が行なえる。例として、人差し指1本のフリックで上下左右のスクロール、親指1本のフリックで進む/戻る動作を行なう。2本指では上下のフリックでウィンドウの最大化や最小化、左右のフリックでウィンドウの左/右スナップ動作が行なえる。そして3本指の上下のフリックで、タスクスイッチやデスクトップの表示などの動作が行なえるようになっている。
このほかの特徴として、センサーに青色LEDを採用してトラッキング性能を高めた「BlueTrack Technology」の採用や、本体底面に収納可能な「Nano transceiver」の付属、2.4GHz帯を利用した無線技術の採用などが明らかにされているが、本体サイズやセンサーの性能など、詳細のスペックは公開されていない。
Microsoftは2009年10月に、マルチタッチに対応した「Mouse 2.0」プロジェクトの研究を発表しており、今回の製品はその研究の成果である。中でも静電容量式の「Cap Mouse」の仕組みが、今回の製品に採用されている。
(2011年 1月 6日)
[Reported by 劉 尭]