米AMDは、台湾で開催中のAMD Technical Forum & Exhibition 2010において、CPUとGPUを統合したFusion APU(Accelerated Processing Unit)「Llano」のデモを19日、初公開した。
AMDは6月のCOMPUTEX TAIPEI 2010で、初めてFusion APUのデモとウェハを公開。このときは低電力と説明されていたため、CPUがBobcatコアの「Ontario」だったとみられるが、今回はメインストリームPC向けの「Llano」と明記されている。
公開されたデモは、Windows 7上で円周率3,200万桁の計算、Blu-rayの再生を行ないながら、MicrosoftのDirectComputeを使ったn-Bodyを走らせて約30GFLOPSを示した。これは、ビデオ再生中に後処理をしたり、DirectX 11対応ゲームを遊んだり、CPUコアが非グラフィックスアプリケーションを動作できる数値だという。
この様子はYouTubeで公開されている。PC Watchでは、追って詳細な現地レポートをお伝えする。
(2010年 10月 19日)
[Reported by 山田 幸治]