東芝、230MB/secの高速SSD搭載「dynabook SS RX2」直販モデル

dynabook SS RX2

7月下旬 発売



 株式会社東芝は、データ読み込み230MB/secの128GB高速SSDを搭載する12.1型モバイルノートPC「dynabook SS RX2/W9J」を同社直販サイトで7月下旬に発売する。直販価格は277,800円。

 dynabook SS RX2に、高速SSDを搭載した直販モデル。SSDは新コントローラによって高速なデータ転送速度を実現し、同社の測定ではリード最大230MB/sec、ライト最大180MB/secを達成。SSDの性能については、弊誌でもベンチマークを行なっているので関連記事を参照されたい。

 発売中の512GB SSD搭載「dynabook SS RX2/WAJ」は、直販価格398,000円。新製品は容量が384GB少ない128GBだが、高速SSD搭載モデルが約12万円安く入手できる。また、重量も軽くなっており、約12時間駆動の標準バッテリ搭載時の重量は983g、約6時間駆動の軽量バッテリ(オプション)搭載時は863g。

 SSD以外の仕様は2009年夏モデルに準じ、75cm落下、100cc浸水、100kgfに耐える堅牢性を備える。また、直販モデルのため、店頭モデルには無いBluetooth 2.1を内蔵し、保証期間が3年となる。

 主な仕様は、Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)、メモリ3GB(最大値)、チップセットにIntel GS45 Express(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、1,280×800ドット(WXGA)表示対応12.1型ワイド液晶を搭載。

 OSはWindows Vista Businessで、Windows XP Professionalダウングレードメディアが付属。さらに、Windows 7優待アップグレードキャンペーンの対象モデルになっている。

 インターフェイスは、USB 2.0×3(1ポートはeSATA兼用)、Type2 PCカードスロット、SDカード(SDHC)スロット、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Gigabit Ethernet、Bluetooth 2.1+EDR、ミニD-Sub15ピン、指紋センサー、音声入出力などを装備。また、TPM 1.2セキュリティチップを内蔵する。

 本体サイズは約283×215.8×19.5~25.5mm(幅×奥行き×高さ)。

 ストレージがHDD 250GBの「RX2/W7J」も用意され、直販価格は247,800円。

dynabook NXW

 同じく128GBの高速SSDを採用した12.1型ノート「dynabook NXW」も発売する。本体色はグラマラスブラック「NXW/78JBW」、ノーブルホワイト「NXW/78JPW」の2色で、直販価格はいずれも192,800円。

 ベースは「dynabook NX」の2009年夏モデルだが、SSDが高速タイプになっているほか、直販の特徴としてBluetooth 2.1を内蔵し、保証期間が3年となる。

 バッテリ駆動時間は約12時間。本体サイズは約286×223×29.9mm(同)。重量は約1.4kg。

 それぞれマウスの有無、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007の有無で各4モデルが用意される。

(2009年 7月 3日)

[Reported by 山田 幸治]