東芝、CPUを強化した12.1型モバイル「dynabook SS RX2」など夏モデル
~「dynabook TX」はDTCP-IPに対応

dynabook SS RX2

4月24日より順次発売

価格:オープンプライス



 株式会社東芝は、ノートPC「dynabook」シリーズの夏モデルを4月24日より順次発売する。価格はオープンプライス。OSはいずれもWindows Vista Home Premiumを搭載し、Office Personal 2007がプリインストールされる(一部はPowerPoint 2007付き)。

 「dynabook TX/CX」は、光インターネットのサービス「ひかりTV」に対応するダウンロードモジュールを提供予定となっている。「dynabook TX/AX/EX/NX/CX」は、ジャストシステムの日本語入力システム「ATOK 2009」の60日体験版がプリインストールされる。ハードウェアは、前モデルからCPUやHDD容量が強化されている。

●dynabook SS RX2

 12.1型モバイルノートPCで世界最軽量の「dynabook SS RX2」は、CPUおよびHDDを強化し、4モデルを発売する。夏モデルから1スピンドルの製品は無くなり、全モデルがDVDスーパーマルチドライブを搭載する。出荷は5月下旬。

 最上位の「RX2/T9J」は、Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)、メモリ3GB(最大値)、SSD 128GB、チップセットにIntel GS45 Express(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、1,280×800ドット(WXGA)表示対応12.1型ワイド液晶、OSにWindows Vista Business(XPダウングレードメディア付属)、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007を搭載し、店頭予想価格は28万円前後の見込み。

 SSDをHDD 250GBに変更した「RX2/T8J」は25万円前後、HDD 250GBとワイヤレスWAN搭載の「RX2/T8JG」は27万円前後、HDD 250GBでOffice無しの「RX2/T7J」は22万円台半ばの見込み。

 インターフェイスは、USB 2.0×3(うち1ポートはeSATA兼用)、Type2 PCカードスロット、SDカード(SDHC)スロット、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、指紋センサー、音声入出力などを装備。また、TPM 1.2セキュリティチップを内蔵する。

 バッテリ駆動時間は約11.5時間。SSDモデルは約12.8時間駆動で、約6.2時間駆動の軽量バッテリが付属する。

 本体サイズは約283×215.8×19.5~25.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量はHDDモデルが1,090g、HDD/ワイヤレスWANモデルが1,130g、SSDモデルが978g、軽量バッテリ搭載時は858g。

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/pc/catalog/ss_c/090420rx/index_j.htm

●dynabook TX

 1,366×768ドット表示対応16型ワイド液晶を搭載する「dynabook TX」は5モデルを4月24日より発売する。

 新機能として、DTCP-IP対応の「SoftDMA」を搭載。DLNA対応のレコーダやNASに保存された録画番組(TSモードのみ)をネットワーク経由で再生できる。

 一例として中位モデルの「TX/66J」は、CPUにCore 2 Duo P8600(2.40GHz)、メモリ4GB、HDD 400GB、Intel GM45 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premium、Office Personal 2007を搭載。店頭予想価格は17万円台半ばの見込み。

 本体色はリュクスホワイト、プレシャスブラック、スウィートピンクの3色を用意。

 インターフェイスはUSB 2.0×4(1ポートはeSATAと共用)、IEEE 1394、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、FeliCaポート、ExpressCard/54スロット、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Gigabit Ethernet、マルチカードリーダ、音声入出力などを備える。

 バッテリはリチウムイオンで駆動時間は約1.3時間。本体サイズは約383×267×34.5~38.5mm(同)、重量は約2.8kg。

リュクスホワイトプレシャスブラックスウィートピンク

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/pc/catalog/dynabook/090420tx/index_j.htm

●dynabook AX

 dynabook TXをベースに、CPUにCeleronを搭載して価格を抑えた「dynabook AX」シ リーズは、4モデルを4月24日より発売する。

 中位モデル「AX/53J」は、Celeron 900(2.20GHz)、メモリ2GB、HDD 320GB、チップセットにIntel GL40 Express(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応16型ワイド液晶、OSにWindows Vista Home Premium、Office Personal 2007を搭載。店頭予想価格は14万円前後の見込み。

 本体色はリュクスホワイト、プレシャスブラック、スウィートピンクの3色。

 同じ構成でOffice Personal 2007 with PowerPoint 2007を搭載する「AX/54J」も用意され、店頭予想価格は14万円台半ばの見込み。本体色はプレシャスブラックのみ。

 インターフェイスはUSB 2.0×4(1ポートはeSATAと共用)、IEEE 1394、ミニD-Sub15ピン、ExpressCard/54スロット、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、マルチカードリーダ、音声入出力などを備える。

 本体サイズ、重量はTXシリーズと共通。バッテリ駆動時間は約0.9時間。

リュクスホワイトプレシャスブラックスウィートピンク

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/pc/new/catalog/dynabook/090420ax/index_j.htm

●dynabook EX

 WXGA表示対応15.4型ワイド液晶を搭載する「dynabook EX」は、2モデルを4月24日より発売する。

 店頭予想価格は、Core 2 Duo P8600/メモリ4GB/Intel GM45チップセットの上位モデル「EX63J」が15万円台半ば、Celeron 900/メモリ2GB/Intel GL40チップセットの下位モデル「EX/33J」が13万円前後の見込み。

 そのほかの仕様はほぼ共通で、HDD 320GB、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premium、Office Personal 2007を搭載。インターフェイスはUSB 2.0×3、ミニD-Sub15ピン、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、Type2 PCカードスロット、マルチカードリーダ、音声入出力などを備える。

 バッテリはリチウムイオンで駆動時間は約1~1.3時間。本体サイズは約362×267.4×33.7~38.4mm(同)、重量は約2.5kg。

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/pc/catalog/dynabook/090420ex/index_j.htm

●dynabook NX

 WXGA表示対応12.1型ワイド液晶を搭載する「dynabook NX」は5モデルを4月24日より発売する。

 店頭予想価格は、SSD 128GBの上位モデル「NX/78J」が20万円前後、HDD 320GBの下位モデル「NX/76J」が19万円前後の見込み。

 本体色はSSDモデルがリュクスホワイト、グラマラスブラックの2色、HDDモデルがリュクスホワイト、グラマラスブラック、スウィートピンクの3色。

 ストレージ以外の仕様はほぼ共通で、CPUにCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)、メモリ3GB、Intel GS45 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007を搭載。

 インターフェイスは、USB 2.0×3(うち1ポートはeSATA兼用)、Type2 PCカードスロット、SDカード(SDHC)スロット、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、指紋センサー、音声入出力などを備える。また、TPM 1.2セキュリティチップを内蔵する。

 バッテリ駆動時間はSSDモデルが約11.5時間、HDDモデルが約10.5時間。本体サイズは約286×223×29.9mm(同)。重量はSSDモデルが1.39kg、HDDモデルが1.45kg。

リュクスホワイトグラマラスブラックスウィートピンク

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/pc/catalog/dynabook/090420nx/index_j.htm

●dynabook CX

 WXGA表示対応13.3型ワイド液晶を搭載する「dynabook CX」は2モデルを4月24日より発売する。

 店頭予想価格は、Core 2 Duo P8600/Intel GM45チップセットの上位モデル「CX/47J」が18万円台半ば、Celeron 900/Intel GL40チップセットの下位モデル「CX/45J」が16万円前後の見込み。

 そのほかの仕様はほぼ共通で、メモリ3GB、HDD 320GB、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premium、Office Personal 2007を搭載。

 インターフェイスはUSB 2.0×3(1ポートはeSATAと共用)、IEEE 1394、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、FeliCaポート、Type2 PCカードスロット、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、指紋センサー、マルチカードリーダ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約2.5~3.4時間。本体サイズは約314×229×27.5~35mm(同)、重量は約2.1kg。

□製品情報
http://www3.toshiba.co.jp/pc/catalog/dynabook/090420cx/index_j.htm

(2009年 4月 20日)

[Reported by 山田 幸治]