加Matrox Graphicsは23日(現地時間)、DisplayPortを備えるマルチディスプレイ対応ビデオカード「M9148」、「M9138」を発表した。同社のMシリーズビデオカードの追加ラインナップとなる。出荷は2009年第2四半期。
M9138 |
対応OSはWindows XP/Vista/Server 2003/同2008、Linux。Windows VistaのAeroはWDDMモードで動作する。
M9148は4画面、M9138は3画面の出力に対応。最大解像度はDisplayPortが2,560×1,600ドット(WQXGA)、DisplayPortをDVIに変換した場合は1,920×1,200ドット(WUXGA)をサポート。LowProfile幅にそれぞれ対応するディスプレイ数のmini-DisplayPortを備え、mini-DisplayPortからDisplayPortに変換するアダプタが付属し、さらにM9148はDisplayPortからDVIへのコネクタ用アダプタを同梱。M9148の2枚挿しによる8画面出力もできる。
PCとの接続インターフェイスはPCI Express x16。ビデオメモリは1GB。冷却機構はヒートシンクのみのファンレス仕様。
また同日、1つのDisplayPort出力でマルチディスプレイ出力が可能なアダプタ「DualHead2Go DP Edition」(2画面)、「TripleHead2Go DP Edition」(3画面)を発表した。2009年第2四半期より出荷する。
DualHead2Go、TripleHead2Goは、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)出力やDVI出力モデルを発売中で、今回、DisplayPort対応モデルを追加した。入出力のインターフェイスはいずれもDisplayPort。
出力の最大解像度はWUXGA。ただし、TripleHead2Goで3画面出力する場合は、1,680×1,050ドット(WSXGA+)×3となる。電源はUSB給電またはACアダプタ。
DualHead2Go DP Edition | TripleHead2Go DP Edition |
(2009年 6月 24日)
[Reported by 山田 幸治]