米Intelは4日(現地時間)、組み込み向けソフトウェアを手かげる米Wind River Systemsを買収すると発表した。発行済普通株式を1株あたり11.50ドル、総額8億8,400万ドルで取得する。
Wind RiverはIntelのソフトウェア・サービス事業部に組み込まれ、プロセッサとソフトウェアの基盤を、組み込みシステムや携帯端末へと拡大する。完全子会社化後も現在の事業形態を継続する。
Intelはこの買収により重要な成長分野である組み込みシステムや携帯機器向けに堅牢なソフトウェアを獲得。同分野には、スマートフォンやMID、デジタル家電、車載デバイス、ネットワーク機器、航空宇宙、防衛などが含まれる。
買収は規制当局の承認とその他の合意条件により、2009年夏に完了する予定。
(2009年 6月 8日)
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