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ネジ23本でノートPCが完成!! デル宮崎の親子パソコン組立教室を見てきた

「親子で体験!! Dell親子パソコン組立教室2026」

 デル・テクノロジーズは、2026年9月12日、宮崎県宮崎市の同社宮崎カスタマーセンターにおいて、「親子で体験!! Dell親子パソコン組立教室2026」を開催した。今年で14回目の開催となる。

 小学3年生から中学3年生の子どもと保護者を対象に実施しており、PCの組み立てを通じて、モノづくりを体験するとともに、PC内部の仕組みやCPU、メモリなどの構成部品の役割について学習する機会となった。

 今回の組立教室では、6組14人の親子が参加。1組は2人の子どもが同時に参加しており、小学3年生が2人、小学6年生が1人、中学1年生が3人、中学2年生が1人で、宮崎県からは4組が参加したほか、大阪府、福岡県からの参加者もいた。参加した子どもは、男子が5人、女子が2人だった。

 参加者が組み立てに挑戦したのは、14型ノートPC「Dell 14ノートパソコン(Dell 14 DC14250)」だ。

 CPUには、Intel Core 5 120Uを搭載。メモリは16GB、ストレージは512GBの仕様であり、1年間のベーシックオンサイトサービスが付属している。参加費は、11万3,275円となっている。

 組み立てでは、完成したパソコンを起動させ、Wi-Fi接続のマークの表示を確認することがゴールに設定された。

「壊れたら直せばいい」デルとインテルがPCの仕組みとAI活用のルールを解説

 デル・テクノロジーズ 宮崎カスタマーセンターの林田匡史センター長は、「パソコンに触れたことはあっても、中身を見たことがある人は少ない。今日は、どんな部品で構成され、どうやって組み立てられているのかを知ってもらいたい。デル・テクノロジーズのテクニカルサポートのメンバーが組み立てを支援するので、分からないことがあればどんどん聞いてほしい」と呼びかけた。

 「パソコンはいろいろなことができる、完成したパソコンは、壊れるまで使って、パソコンをとことん知り尽くしてほしい。壊れたら直せばいい。テクノロジーはどんどん進化する。これからのテクノロジーの進化もぜひ楽しみにしてほしい」と語った。

 組み立てを開始する前に、デル・テクノロジーズの会社概要を紹介。1984年に設立されたデル・テクノロジーズは、現在、世界170カ国以上で事業を展開し、パソコン、サーバー、ストレージ、モニターなどの製品を生産。同時にAIを支える製品群も開発し、先進企業や研究開発分野でも利用されていることに触れた。

 また、創業者のマイケル・デル氏は、大学生のときに、1,000ドル(約15万円)で、同社を創業し、今年は世界2位の大富豪になったとの説明に、子どもたちからは驚きの声があがっていた。

 組み立てが終わったあとには、インテル セールス&マーケティンググループ地域アカウントディレクターの藍譲治氏が、CPUやメモリ、SSDの役割を、たとえ話を用いて分かりやすく説明。

 「CPUは考えて、伝える頭、メモリは今使うものを広げるための机、SSDはデータをしまっておく本棚」とたとえたほか、50年間にわたって、CPUが大幅に進化していること、AI PCでは、CPU、GPU、NPUがそれぞれに得意な仕事を分担し、力を合わせて、性能を発揮していることなどについても説明した。

 AIを利活用する際のルールについても触れ、「AIも間違えるので、大事なことはほかの方法でも確かめること、名前や住所、パスワードなどの個人情報は入力しないこと、AIにすべてを任せず、自分でも考え、そのアイデアを大切にすることが、AIを上手に使うためのルールである。そうすれば、AIは皆さんの学びやモノづくりをサポートするパートナーになってくれる」と話し、「今日からは、AIを使う人になるだけでなく、AIで未来をつくる人になってほしい」と呼びかけた。

 宮崎カスタマーセンターでインターン中の大学生が企画を行なった「デル・テクノロジーズ〇×クイズたいかい」では、デル・テクノロジーズの林田センター長の挨拶や、インテルの藍氏の説明の中で触れた内容をもとに出題。会場は大きな盛り上がりをみせた。

 さらに、オフィスツアーを行ない、2024年3月にリニューアルした最新オフィスの様子を見学したり、宮崎県のキャラクターである「みやざき犬」の「ひぃくん」が登場して、ダンスを披露したりといったイベントも行なわれた。

会場となった宮崎市のデル・テクノロジーズ宮崎カスタマーセンター
組立教室の受付の様子
会場の入口で参加者を迎え入れる林田センター長
挨拶するデル・テクノロジーズ 宮崎カスタマーセンター長の林田匡史氏
林田センター長は、デル・テクノロジーズの概要を説明
インテル セールス&マーケティンググループ地域アカウントディレクターの藍譲治氏がCPUやAIについて説明
たとえ話を用いて、分かりやすく説明した
子どもたちにCPUを直接持ってもらった
子どもたちが触れていたCPU
AIを上手に使う3つのルールを示した
組み立てをサポートするトレーナー。宮崎カスタマーセンターに勤務する正社員たちだ
「みやざき犬」の「ひぃくん」がキレキレのダンスを披露
インターン大学生たちが企画した「デル・テクノロジーズ〇×クイズたいかい」の様子
デル・テクノロジーズやインテル、パソコンに関する10問のクイズを出題した
オフィスツアーの様子。林田センター長自らが案内した
午後1時15分過ぎからいよいよ組み立てを開始した

9個の部品と23本のネジでノートPCを組み立て

 ここからは組み立ての様子を写真で紹介しよう。

 Dell 14ノートパソコンの組み立てについては、組立教室のメイントレーナーを何度も務めた経験を持つデル・テクノロジーズ ジャパンクライアントソリューショングループ アドバンスドレゾリューションサービス アドバンスドテクニカルサポートの大石陽子氏が、PC Watchの取材に全面的に協力してくれた。

組立教室では、9個の部品と、23本のネジを使って組み立てた
パームレスト。マザーボードやキーボードは装着済みだ
液晶パネル
(右から)SSD、ファン、メモリ、ワイヤレスLANカードおよび固定用ブラケット
バッテリパック
ボトムカバー
ネジは作業ごとに分類して用意。取り付け忘れがないようにしている
まずはメモリの取り付け作業から開始
タッチパッドのフレキケーブルを基板に接続
続いてキーボードのフレキケーブルを接続する
スピーカーケーブルの取り付け作業
ファンを取り付ける
ファンを2本のネジで固定し、コネクタを接続する
液晶パネルの取り付け作業。少し傾けた状態で差し込む
片方のディスプレイヒンジを押し下げる。これによって筐体が仮固定され、作業がしやすくなる。ちょっとした裏技だ
ワイヤレスLANのアンテナケーブルを配線する
配線が終わったら、もう一方のディスプレイヒンジを押し下げ、ケーブルを挟まないようにネジで固定
すでに押し下げていたもう一方のディスプレイヒンジもネジで固定する
ディスプレイケーブルをマザーボードに接続。上からテープを貼り付ける
ワイヤレスLANカードの取り付けを行なう
アンテナケーブルを接続する。ここが難関の作業だ
作業に苦労する子どもが続出。林田センター長(左)も心配そうに見守る中、取材対応していた大石氏が、子どもの横に駆け寄り、コツを伝授。するとすぐに接続できた
ワイヤレスLANカードを固定用ブラケットの上からネジで固定
SSDの取り付け作業
SSDをネジで固定する
これですべての部品の取り付けが完了した
バッテリを取り付ける
バッテリは5本のネジで固定する
マザーボードにバッテリのコネクタを接続する
ボトムカバーの取り付け作業
パチンというまで押し込む
ボトムカバーは8本のネジで固定する。これで完成だ
全員で電源スイッチを入れる
全員のパソコンが起動し、「DELL」のロゴマークが表示
ゴールに設定したWi-Fi接続マークも無事に表示された
完成したパソコンはトレーナーが梱包。プレゼントも用意された
参加者全員に、林田センター長から修了証が授与された
授与されたパソコン組み立て修了証
参加者全員で記念撮影を行なった
最後はスタッフ全員が参加者を見送った
林田センター長(左)もエレベーター前で見送った

【番外編】Dell XPSのUSB Type-Cコネクタモジュール交換作業を公開

 パソコン組立教室の開始前の時間帯を利用し、メディア関係者に限定して、Dell XPSのUSB Type-Cコネクタモジュールの交換作業の様子を公開した。

 作業を行なったのは、組立教室での作業シーンの取材に協力してくれたデル・テクノロジーズの大石陽子氏だ。

 同社では、Field Replaceable Unit (FRU)として、システムボードやI/Oボード、ファン/ヒートシンクアセンブリ、スマートカードスロット、ワイヤレスLANアンテナモジュールなどを用意。USB Type-CコネクタモジュールもFRUの1つとして用意している。

 大石氏は、「USB Type-Cコネクタの不具合の発生頻度は高い。上方向や斜め方向から力強く差し込んでしまったり、そうした動作が繰り返し行なわれたりすることで、USB Type-Cコネクタを破損してしまうケースが多い。お客様のパソコンを預かると、USB Type-Cコネクタの周りが傷だらけという場合もある」と語る。USB Type-Cコネクタを利用する際には、手探りではなく、目視しながら差し込むことが破損の回避につながるという。

 なお、この作業は、認定サービス技術者を対象としており、デル・テクノロジーズが承認していないFRUの修理中に発生した損害については保証の対象外としている。

 こちらも、作業の様子を写真で追ってみた。

USB Type-Cコネクタモジュールの交換作業を行なうDell XPS
まずはボトムカバーのネジを取り外す
ヒンジ横のネジは、液晶を最大に開いて、本体を立てたスタイルで作業する
ヒンジ近くのくぼみを利用して、パームレスト部を開ける
パームレストアセンブリを取り外す
USB Type-Cコネクタモジュールは左が2基構成、右は1基構成でモジュールが異なる
バッテリケーブルをマザーボードから取り外す
USB Type-Cコネクタモジュールのネジを外す
USB Type-Cコネクタモジュールを取り外す
左側は2基構成のモジュールとなっている
右側のUSB Type-Cコネクタモジュールも取り外す
こちらは1基構成のモジュール
本体から取り外した2種類のUSB Type-Cコネクタモジュール
当初の予定にはなかったSSDの交換作業も行なった
SSDを取り外したところ
交換作業が完了した左右のUSB Type-Cコネクタモジュール