ニュース

GMKtec、192GBメモリで300B級LLMをローカル推論するミニPC「EVO-X5 Pro」

EVO-X5 Pro

 メモリ192GBとRyzen AI Max+ PRO 495を搭載し、300B(3,000億)パラメータ級のLLMをローカルで動かせるミニPCが、IFA 2026で続々と発表された。GMKtecも9月5日(独時間)、フラグシップのミニPC「EVO-X5 Pro」を発表した。

 EVO-X5 Proは、AMDの最新プロセッサ「Ryzen AI Max+ PRO 495」と最大192GBのユニファイドメモリを組み合わせ、クラウドに依存せず最大300BパラメータのLLMをオフラインでローカル推論できるとうたうミニPC。エージェンティックPC構想を体現するものと位置付けている。

 AIをローカルで処理することで、機密情報をユーザーの手元に置き、クラウドインフラへの依存を低減できる。政府機関、医療・ライフサイエンス、金融、法務・コンプライアンス、機密研究などプライバシーや規制が重視される分野での利用を想定している。

 また、AMD DASHによるOS非依存のアウトオブバンドリモート管理、DASH対応有線LAN、dTPM 2.0セキュリティチップの搭載が特徴。冷却にはベイパーチャンバーとトリプルファンを組み合わせる。パフォーマンスモードは3段階から選択できる。24時間365日の連続稼働の検証も行なった。

 主な仕様は、プロセッサが16コア/32スレッドCPUのRyzen AI Max+ PRO 495。GPUは40基のコンピュートユニットを備え、ハードウェアレイトレーシングに対応するRadeon 8065S、NPUはXDNA 2で最大55 TOPSのAI性能を発揮する。メモリは最大192GBのLPDDR5X-8533で、うち最大160GBをVRAMとして割り当て可能。メモリ帯域は約273GB/sとなる。

 インターフェイスは、前面にUSB4 2基、背面にUSB4 Version 2.0 2基を装備し、eGPU接続や8K映像出力、分散コンピューティングクラスタ向けのマルチシステム接続に対応。また、2基の有線LAN、USB Type-A(Gen不明)4基、HDMI出力、音声入出力などを備える。