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PCを開梱したら即戦力になるWindows開発環境「Project Zenith」

 PCを取り出したら面倒な手順なしにすぐに開発したい――そんな開発者の思いがついにMicrosoftに伝わったようだ。Microsoftは9月4日(米国時間)、PCを開いてすぐにプログラミング作業に取りかかれる開発者向け新OS環境およびハードウェア規定「Project Zenith」を発表した。まずはAMDのRyzen AI Halo(Ryzen AI Max)搭載デバイスを皮切りに展開され、数カ月以内に各OEMパートナーおよびシリコンベンダーから対応デバイスが順次登場する見込みだ。

 Project Zenithは、PCを箱から出して電源を入れてすぐに開発環境が揃ったWindowsプラットフォームのこと。タスクバーにはVisual Studio CodeやWindows Terminalが標準でピン留めされているほか、主要な言語ランタイムや開発ツールが導入済みとなっている。また、ファイルエクスプローラーでのファイル拡張子や隠しファイル、フルパスのデフォルト表示をはじめ、検索やスタートメニューでのコマンドパレット有効化など、開発に適した構成があらかじめ適用されている。

 一方で、開発者の集中を妨げないような配慮も行なっている。たとえば最近使用したファイルとフォルダー、同期プロバイダーのヒント、スタートメニューのヒント表示はあらかじめオフになっており、クリーンな作業スペースを提供する

 さらに、Windows Subsystem for Linux(WSL)やLinuxコンテナの深いOS統合に加え、Microsoft Execution Containers(MXC)による隔離技術やOSレベルのID管理機能、エンタープライズグレードのエージェント管理機能などが初日から利用できる。

 ハードウェア仕様としては、64GB以上の統合メモリおよび250GB/s以上の高速メモリ帯域幅を備えることが規定されている。30B(300億)以上のパラメータ規模のAIモデルをローカル環境で制限なく直接実行/検証することが可能で、クラウドサービスの従量課金APIへの依存度を抑えられる。同社はOEMパートナーと協力することで、異なるハードウェアでも開発者への約束を一貫させるとしている。