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Claude Fable 5.1、API仕様変更で違法蒸留の対策を強化

 科学研究スコアで従来の「Fable 5」の2倍を記録した新モデル「Fable 5.1」が本日より利用可能になった。一方、こうした高度なAIモデルから知識を抽出してほかのモデルに載せる「違法蒸留」も課題となっている。Anthropicは9月1日(米国時間)、最新のAIモデル「Claude Fable 5.1」において、蒸留攻撃によるモデルの不正な学習を防止するため、メッセージAPIにおける思考ブロックの処理仕様を変更したと発表した。

 これまで複数ターンの会話では、前回の思考ブロックを含むコンテキスト全体を送信することが可能だったが、新仕様では思考ブロックの前にあるシステムプロンプトやメッセージなどのコンテキストが改変された場合、APIがエラーを返す仕組みとなった。

 同社によると、会話履歴の改変は、高度なモデルの思考能力を抽出し、許可なくほかのモデルを訓練することに悪用されていたといい、数千もの偽アカウントを用いて産業規模で行なわれていた。これを防ぐため、Claudeでは思考ブロックを暗号化していたが、コンテキストが改変されると、推論を復号化して出力させることができたという。

 一方、思考ブロック周辺のコンテキスト改変は正当な用途にも使われているとしており、コンテキストを改変したリクエストを実行したい開発者向けには、過去の思考ブロック自体をモデルから除外して会話を継続する「非厳格」モードも提供する。

 この仕様変更は2026年8月31日以降に作成された新規のAPIアカウントから順次適用され、既存アカウントには影響しない。また、Claude.aiやClaude Desktop、Claude Codeなどのエンドユーザー向けアプリおよびサードパーティ製品を介した利用についても影響はないとしている。