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ローカルでのコーディングに最適な30Bモデル「Muse Glimmer」公開!

 Metaは8月10日(米国時間)、ハイエンドなコンシューマ向けPC環境で完全にローカル動作する、AIエージェントやAIコーディングを行なうのに最適な300億(30B)パラメータ規模のマルチモーダル言語モデル「Muse Glimmer(Muse-Glimmer-30B)」を公開した。Hugging Faceなどを通じてモデル重みを無料でダウンロードできる。ライセンスはApache 2.0を採用しており商用利用も可能。

 Muse Glimmer-30Bは同社のフラグシップモデル「Muse Spark」から蒸留されたモデルで、密(Dense)なトランスフォーマー構造を持つ。総パラメータ数は約296億、言語モデル部は52層で、131,072トークン以上のコンテキスト長をサポートする。さらに、約18億(1.8B)パラメータを備えたViT-G/14(50レイヤー)視覚(Vision)エンコーダを統合しており、テキストと画像を交えて入力できる。対応言語は100以上に及ぶ。知識のカットオフは2026年1月4日。

 Muse Glimmerは、ローカル環境で自律的に複数ステップのタスクを遂行するエージェント性能に特化してトレーニングしているのも特徴。幅広い関数呼び出しをサポートすることにより、信頼性の高いツール利用を実現し、ツール呼び出しが失敗や予期しない結果を返した際にもエラーを診断して再試行される。また、システムプロンプトを通じて推論強度(low、medium、high、xhigh)を制御でき、複雑な問題解決、コーディング、エージェントタスクにはhighまたはxhighの利用を推奨している。

 ベンチマーク評価においては、エージェントタスク評価の「MCP-Atlas」で75.5、「DeepSearch QA」で74.6を記録したほか、ソフトウェア開発タスクの「SWE-Bench Pro」において51.2を達成し、同サイズ帯のGemma4-31BやQwen3.6-27Bを上回る実績を示している。

 ローカルでの実行を見越し、K-Quant量子化技術を用いてモデルを圧縮している。32GBのVRAMを搭載するGeForce RTX 5090では、K-Quant-Dynamicでネイティブから精度劣化を0.2%に抑え、24GBのVRAMを搭載するGeForce RTX 4090ではK-Quant-17GBでネイティブから精度劣化を1%に抑えている。

 加えて、DFlashに基づく軽量な投機的デコードドラフターモデルが付属しており、生成速度を高速化できる。実際の測定結果では、GeForce RTX 5090環境における生成速度は74.9tok/sから233.4tok/sへと約3.1倍に向上した。また、Apple M5 Maxでは26.6tok/sから50.2tok/sへ(約1.8倍)、Apple M4 Maxでは23.7tok/sから37.8tok/sへ(約1.5倍)高速化できるとしている。