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Codexの利用枠がまた全リセット、GPT-5.6 Solの持ちも18%改善。5時間制限は復活間近

7月28日に「残り0%」まで使い切ったCodexの週間利用枠が、7月29日のリセットで「残り100%」に戻った利用状況画面。次回のリセット日は8月5日と表示されている

 また「残り100%」に戻った。OpenAIは7月29日(日本時間)、AIコーディング支援サービス「Codex」と業務向けサービス「ChatGPT Work」の全ユーザーを対象に、週間利用制限をリセットした。7月22日から数えて8日間で4回目となる。今回はリセットに加え、Codex向け最新モデル「GPT-5.6 Sol」の利用枠が、典型的な使い方で約18%長く持つようになる改善も告知された。さらに、一時停止していた5時間ごとの制限を「明日復活させる」という表明もあわせて行なわれた。

 OpenAIのThibault Sottiaux(ティボー・ソティオ)氏は7月29日、全ユーザーの利用制限をリセットしたとXに投稿。その約40分後には「ある日リセットボタンを作った。あとは歴史のとおりだ」と続けた。



 もっとも、この日の投稿の主眼はリセットそのものではない。Sottiaux氏によれば、ここ数週間、GPT-5.6 Solが想定より速くCodexの枠を消費するという声が多く寄せられていた。同氏は、どのサブスクリプションプランでも利用量を減らしてはいないと明言したうえで、調査で分かった原因を挙げている。GPT-5.6 Solは以前のモデルより長く働こうとし、ツールの呼び出しを増やし、複数のツールやサブエージェントにまたがる複雑な作業を進める。同じ推論の設定でも、GPT-5.6 SolのHighはGPT-5.5のHighより多くのトークンを使うという。

 もう1つの要因が、コードモードとも呼ばれるプログラム的なツール呼び出しだ。ツールを並列に動かしたり、結果を待つ間も作業を続けたりできる仕組みで、その柔軟さと引き換えに1ターンあたりの応答が増え、想定以上の消費につながった。とくにツールの完了待ちや、Web検索を何度も走らせる場面で目立ったという。影響には偏りもあり、中央値のユーザーはGPT-5.6 Solをむしろトークン効率がよいと感じた一方、難しい作業に取り組む一部のヘビーユーザーでは枠が急速に減った。

 Sottiaux氏は、公開前に平均値と中央値の利用量を重視しすぎ、消費が大きく振れる層を見落としたとし、もっと早く気づき、率直に伝えるべきだったと認めている。改善の一部は7月29日から反映されており、利用者によってはこの日のうちに大きな効果が見えるとしている。



7月22日以降に確認できたCodexとChatGPT Workのリセット

  • 7月22日: CodexとChatGPT Workの週間アクティブユーザーが合計1,000万人に到達したと公表し、これに伴い全有料ユーザーの週間利用制限をリセット
  • 7月26日: 前夜の午前2時から4時ごろに起きた「ほぼ全世界規模」の障害からの復旧を受け、CodexとChatGPT Workの全ユーザーの利用制限をリセット
  • 7月28日: 業務向けサービスChatGPT Workの急速な普及を祝い、CodexとChatGPT Workの有料ユーザー全員の週間利用制限をリセット
  • 7月29日: CodexとChatGPT Workの全ユーザーの利用制限をリセット。あわせてGPT-5.6 Solの利用枠が、典型的な使い方で約18%長く持つようになる改善を告知