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OS起動不能でも大丈夫、Windows 11新機能「クラウドリビルド」がInsiderで提供

クラウドリビルド

 Microsoftは7月6日(米国時間)、Windows 11 InsiderのExperimentalチャネル向けにプレビュービルド26300.8772を配信開始した。このビルドでは、PCをクリーンで正常な状態に復元する新しいリカバリオプション「クラウドリビルド」が導入される。

 これまでのWindows 11でも、「PCのリセット」機能を使った際に「クラウド ダウンロード」という選択肢があり、クラウド上からWindowsのイメージをダウンロードしてOSを再インストールする機能がある。しかしこの機能はシステムに入っている既存のドライバを再利用するため、ドライバが原因で起動しない状態では復元できない。

 クラウドリビルドでは、Windowsのイメージとデバイスドライバの両方をダウンロードしてインストールするため、インストールされているOSの状態に依存せず、デバイスを完全に機能する状態にリカバリできるという。実行すると、メインのドライブが初期化され、すべての個人ファイルやインストール済みのアプリ、変更された設定項目などが消去される。

クラウドリビルドを実施すると個人ファイルなどが削除される

 つまり、クリーンインストール後にWindows Updateでデバイスドライバを当てた状態にするというのがクラウドリビルドの挙動となるが、それがUSBメモリやカスタムイメージなしで行なえるわけだ。

 クラウドリビルドは、デバイスへの物理アクセス権限を持つユーザーがWindows回復環境(WinRE)のトラブルシューティングメニューから、もしくはローカルの管理者がコマンドプロンプトから開始できる。なお、実行には、正常なWinREがあること、およびWinREと互換性のあるネットワークドライバが必要。また、ネットワークは有線LANかWPA-Personal対応のWi-Fi接続が必要となる。

ダウンロード中の画面

 リビルドが完了すると、OOBE(Out Of Box Experience)が続行し、管理されたデバイスではWindows AutopilotやMicrosoft Intune、Backup for Organizations、OneDriveなどを介して再プロビジョニングできる。

 なおこのほか、ビルド26300.8772ではアカウント制御フライアウトのデザイン刷新、Bluetoothクイック設定ページのゲームパッド入力対応、縦方向でタスクバーを表示している場合に検索アイコンが表示されないことがある問題の修正などを行なった。