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ウワサのG-SYNC Pulsarモニターが初披露された「NVIDIA Gamer Day」
2026年4月7日 19:15
NVIDIAは4月4日、上野のeスポーツ施設、esports Style UENOにて、同社の最新GPU「GeForce RTX 50」シリーズを広く紹介するイベント「NVIDIA Gamer Day」を開催した。入場は無料。
イベントMCにはeスポーツ関連の大会実況などでお馴染みの岸大河氏、ゲストにはコスプレーヤーやストリーマーなど広く活躍する伊織もえ氏が登壇。伊織さんはデモセッションを担当し、ゲーム「仁王3」のデモプレイを手際よくこなして見せ、来場者たちと一緒に大いに会場を盛り上げた。
会場にはユニットコム(LEVEL∞)、サードウェーブ(GALLERIA)、MSI(Stealth)、マウスコンピューター(G TUNE)、Lenovo(Legion)、GIGABYTE(AORUS/AERO)、ASUS(ROG)、Acer(Predator)の各社一押しのゲーミングノートPCが展示され、ゲームや各種機能が実際に試せるデモが行なわれていた。
今回はノートPCが主役ということで、各社ゲーミングデスクトップについては、会場の一角にまとめて展示されており、こちらはデモなどは行なわれず、その存在感や電源起動時のLEDの雰囲気、スペック情報の提示が行なわれていた。
加えて、MSIとASUSについては、ディスプレイも別展示。特にASUSについてはこれまで技術デモのみの発表だった、G-SYNCの機能拡張版「G-SYNC Pulsar」に対応するゲーミングモニター「XG27AQNGV」を国内で初披露し、「G-SYNC Pulsar」の動作デモを実行していた。
「G-SYNC Pulsar」とは、本来は排他利用だった「VRR(可変リフレッシュレート)」と「Ultra Low Motion Blur(モーションブラー低減)」を同時利用することで、双方の問題点を解消させて、モーションブラー(ブレ)を極限まで低減することを可能にした技術となる。
実際の画面をチェックしてみたが、正直なところ、パッと見せられただけだと違いは認識しにくいが、僅かにブレがなくなっているような印象を受けた。ただ、こうしたブレの低減は長期利用でこそ、その真価が発揮されるものなので、実際の効果のほどは、長時間ゲームなどをプレイする環境に導入してチェックしてみたいところだ。
最新「DLSS 4.5」の機能について詳細に解説
ステージでは、「NVIDIAスペシャルプレゼンテーション」として、「GeForce RTX 50」シリーズの最新機能などが、NVIDIAの澤井理紀氏によるプレゼンテーションにて紹介された。
澤井氏は、2001年に初めてプログラマブルシェーダを導入したGeForce 3から今年で25周年と紹介。この「グラフィックス表現をプログラムする概念」の採用が、後のCUDA、そして現在のAIでのGPU活用に繋がっていると説明した。
そして、同社の最新ソフトウェア技術として「DLSS 4.5」を紹介。その中では、3月31日にリリースされたばかりの「ダイナミックマルチフレーム生成」など、最新の技術をゲーム画面のサンプルを参考に、来場者たちに分かりやすく解説した。これら技術は「GeForce RTX」シリーズを使っている人であれば誰でもNVIDIAアプリとドライバを最新にすることで利用できるが、最大6倍のダイナミックマルチフレーム生成については「GeForce RTX 50」シリーズでのみ対応するとした。
ほかにもゲーム開発でのAI活用について言及。同社が手掛ける、インタラクティブな対話型NPCを生成AIで実現する「NVIDIA Avatar Cloud Engine(NVIDIA ACE)」技術について紹介した。
「NVIDIA ACE」の採用例として、KRAFTON開発のライフシム「inZOI」について紹介。プレーヤーが作成したキャラクターをはじめ、街にいるほかの市民たちなどに「NVIDIA ACE」によるAIが組み込まれた「AI市民」が採用されており、彼らが内部思考を持つことで、プレーヤーとの会話における返事や、こちらのアクションに対する行動に変化が発生するようになっている点をアピールした。
同じくKRAFTONのバトルロワイヤル「PUBG : BATTLEGROUNDS」のAIチームメイト機能「PUBG Ally」については、AIチームメイトが、まるで人間の仲間のように、こちらの音声に応答したり、ゲーム内の行動を的確に行なえると紹介。
そのほかにも、CREATIVE ASSEMBLYが開発する古代エジプト時代をテーマにしたストラテジーゲーム「Total War:PHARAOH」に導入された「AIアドバイザー」について、動画などを交えてその機能について解説した。
この手のゲームにおけるアドバイザー機能では、ゲーム状況に応じていくつかの決められたセリフが出力されるのみというのが筆者の認識だったが、「AIアドバイザー」では、AIを導入したことで、戦況に応じてより的確なアドバイスが行なえるようになっているという。そのため、何度プレイしてもその都度、戦況に応じてアドバイスの内容が変化するなど、初心者から上級者まで幅広い層が活用できるアドバイザーになっているようだ。
その後は、「G-SYNC Pulsar」についての解説と、AI PCの普及に伴う、ゲーム以外のクリエイティブ分野でのAI活用についても触れ、もちろんAIの言語モデルのパフォーマンス向上についても紹介しており、同社の「GeForce RTX」シリーズが今後もAi PCの進化の中心にいる点を強調してプレゼンテーションは終了となった。
なお、同社では既に「DLSS 5」も発表しているが、こちらは2026年秋頃の実装予定のためか、今回は特に触れることはなかった。
伊織もえ氏のゲームの巧さに脱帽
続く「GeForce RTX デモセッション」では、ゲストの伊織もえ氏によるコーエーテクモゲームスの「仁王3」ゲームプレイでDLSS機能の効果をチェックする「NVIDIA DLSS『仁王3』デモセッション」からスタート。
ゲームプレイでは、開始直後はDLSSをオフにしたデフォルトのままでスタート。画面左上にはフレームレートがリアルタイム表示されており、現在は60fpsで動作していた。ここで設定変更により、DLSSを有効にすることで、フレームレートが一気に6倍の360fps前後まで急上昇する様子を紹介。プレイしている伊織もえ氏も「さっきより滑らかに動いているのが分かりますよ。洋服の裾のひらひらの動きとかがもう全然違う」と驚きの表情を見せる。
デモプレイでは、本来倒すべきボスキャラを速攻で撃破してしまい、時間が余ってしまったため、次のボスにまで目標を伸ばして、どちらも撃破するという、伊織もえ氏のゲームの腕前の高さもアピールされる結果となった。ゲームプレイを終えて、伊織もえ氏は「映像がキレイだと没入感も出るし、特にこういう作り込まれているゲームほど相性がいいのかなと思いました」とし、DLSS 4.5の効果がゲームプレイにおいて、プラスに働いている点をアピールした。
続いては、「NVIDIA Broadcast デモセッション」として、同社が提供する「NVIDIA Broadcast」アプリにおけるAIによる音声のノイズ除去やカメラ映像の自動補正機能について、実際の動作を交えてデモが行なわれた。なお、伊織もえ氏はすでに自身の配信において「NVIDIA Broadcast」アプリのクロップ(切り抜き)機能を使っているとのことで、今回のデモではアプリの新しい機能について紹介すると聞いて「かなりワクワクしています」と開始前からテンションが高めだった。
今回は、映像内の人の顔のみの明るさを自動補正する「Virtual Key Light」機能での変化を披露。「肌色がちゃんとしたいい肌色になった」とリアルタイムで補正された映像を見て喜びの声を上げる。また、映像上の視線をカメラ側に自動で向けてくれる「Eye Contact」機能については、一緒に映像を見ていたMCの岸大河氏が大絶賛。自身が配信で使用する際にこの機能を使用しているとアピールし、「カメラの下にあるカンペなどを読みながら配信するときにこの機能を使うと、カメラ目線になるので重宝してます!」と機能の魅力を力説した。
最後に「AI Architecture Design デモセッション」では「instant AI」のローカルバージョンを利用して、部屋の中に手書きで書いたオブジェクトが、AIで自動的にその位置に適した家具などを生成するデモが行なわれた。伊織もえ氏がかなり雑に描いた黒い塊のオブジェクトが、それなりに整ったシャンデリアとして自動生成されると、本人だけでなく会場からも驚きの声が溢れた。そのほかにも、何もない壁に対して、塗りつぶした黒い四角形を描いただけで、それを壁掛けの薄型テレビと判断して、それっぽいテレビが描画されたときには一番の盛り上がりを見せていた。
一通りの体験を終えた伊織もえ氏は「いろいろな技術をここで試させていただいて本当に勉強になったし、AIを活用した技術がどんどんと身近になっていってるのを実感しました。こういう技術が身近になっていってるっていう時代に生きてて良かったなってすごく思いますね」と感想を述べて、デモセッションを締めくくった。
出展7社の担当者たちがぶっちゃけトーク!プライベートで他社のPCを使っている担当者の真相は?
ここからは、本日ブース出展した企業の広報担当たちが集結して行なわれた「出展社トークセッション」の模様を紹介したい。参加したのは、Acerの谷康司氏、ASUSの藤原拓馬氏、GIGABYTEの関口修一氏、Lenovoの細川英夫氏、マウスコンピューターの林佑紀氏、MSIの鈴木淳氏、ユニットコムの大日方心哉氏の7名だ。
トークは最初にMCの岸大河氏がテーマを提示し、それに対して担当者たちがマルバツで回答。その後、選択理由についてトークする形式で行なわれた。
最初のテーマはNVIDIA主催のこのイベントでいきなり「ノートPCの性能はGPUで決まると言っても過言ではない」という過激なもの。筆者個人としては流石に「過言」だと感じたが、担当者の回答はなんとマルが2名、バツが5名で、バツが多数派という回答となった。
バツの理由としては、Acerの谷氏が、GPUの重要性は認めつつも、CPUとの性能バランス、排熱性能、そしてノートPCにおいては液晶パネルの性能がトータルで重要であるため、GPUだけで決まるとは言えないと主張し、来場者たちも納得の表情を見せていた。
一方で、GPU性能が大事と主張したASUSの藤原氏は、WindowsのGUI操作やブラウザでの画像表示など、日常的なあらゆる場面でGPUが使われており、その性能が高いほど快適であるとコメント。Lenovoの細川氏も、現代のノートPCにおいてGPUは必須の選択肢であるとした。
続いてのテーマは「ノートPCの最大の魅力は薄さである」だ。こちらについては、バツの回答が多数を占めた。マルと回答したGIGABYTEの関口氏は、どこへでも持ち運べるのが最大のメリットであり、より軽くコンパクトなものが求められていると語った。マウスコンピューターの林氏はこれにも同意し、併せてACアダプタの小型化に取り組んでいるという同社の現状を語ってくれた。一方で、これにバツを出したMSIの鈴木氏は、薄さよりも「軽さ」の方が重要であるという見解を示して、登壇者たちも納得の表情を見せていた。
次のテーマは自分たちが「実はAIを使いこなせていないと感じる」かどうかだ。これには登壇者全員がマルと回答しており、全員が使いこなせていないとする謙虚な姿勢を見せた。
その内容としては、AIをバッテリー充電の最適化やファンの回転数制御、ゲームパフォーマンスのサポートなどで活用され始めているとしており、かなり活用範囲が大きいように思えるが、まだまだ活用できるはずなので、発展途上の段階にあるという認識で全員の回答が一致した。
次はちょっと興味深いテーマとして「プライベートでは実は他社のPCを使用している」だ。この回答は他社製品も使用する人が4名、自社製品のみという人が3名に分かれた。
Lenovoの細川氏はマルの理由として、ハードウェア愛好家として他社の強みを知るために購入しており、自宅に20台以上のデスクトップPCを所有しているというマニアックな側面を明かした。そして、バツと答えたASUSの藤原氏は、自社製品への愛が極めて強く、スマートフォン(Zenfone)を含めすべてをASUSブランドで固めていると力説し、ほかの担当者たちからツッコミが入る。また、バツと回答したAcerの谷氏は業務PCを自宅で使用するなど、歴代のAcer製品を愛用しており、奥さんのPCについてもAcer製品を購入していると述べていた。
続くテーマとしては、「PC業界における今年一番の注目コンテンツはメモリである」が挙げられ、これも昨今のPC業界では深刻な話題だったこともあり、テーマを聞いた担当者たちは苦い表情を見せていた。
こちらの回答はマルが4人、バツが3人となった。マルと回答したLenovoの細川氏とマウスコンピューターの林氏は、DRAMやVRAMの異常な値上がりと供給の不安定さは今年1番の深刻なトピックとして強調した。加えて、1ドル160円近くとなっている円安ドル高の為替の状況がPCパーツ全体の価格に与える影響についても大きな懸念事項と語る。トークは悲しい話が行き来し、最後には来場者たちに向かって、安い価格で提供できなくて申し訳ない、と全員が頭を下げる場面も見られた。
続いては「他社のノートPCがうらやましいと思ったことがある」というテーマに対して、こちらも全員がマルと回答。MSIの鈴木氏はAppleの「MacBook Neo」の戦略的な価格設定を挙げたほか、Acerの谷氏はLenovoやASUSなどが手掛ける、2画面液晶のノートPCや画面が横に広がるコンセプトモデルなどがうらやましいと語る。ほかにもユニットコムの大日方氏はASUSの「ROG Zephyrus 14」の完成度や、最近のトレンドである「白い筐体」の美しさなどを評価した。全員がうらやましいと回答してはいるが、その内容としては、自社にはない他社のユニークなスタイルや製品の内容について、分析したり取り入れて、さらに自社製品を高めていこうという、積極的な姿勢が感じられる回答が多く出ていた印象だ。
最後に各メーカーから自社製品のアピールポイントが語られ、出展社トークセッションは終了となった。
次の「ゲームチェンジ」は何か?
その後は、コーエーテクモゲームスの「仁王3」にてプロデューサーを務める柴田剛平氏とファミ通の三代川正氏によるインタビューセッションが行なわれ、その後はいよいよ来場者お待ちかねのプレゼント抽選会が行なわれて、イベントは終了となった。プレゼント抽選会では、抽選で1名に「GeForce RTX 5070」が当たるほか、従来の抽選とは別に、NVIDIAのノベルティなどがもらえるジャンケン大会が行なわれ、会場は本日一番の熱気を見せていた。
以上、「NVIDIA Gamer Day」のステージイベントなどを中心に紹介した。去年と比べて出展社が増加しているなど、ゲーミングPC市場の勢いがさらに増していることが感じられるイベントとなっていた印象だ。
個人的には出展社によるトークセッションはとても興味深く拝聴した。ゲーミングPC市場を取り巻く環境は、メモリなど部材の高騰に加えて、日本においては円安ドル高など、売り手にとっても買い手にとっても厳しい状況が続いている。しかし、今回のトークセッションにおいては、そういったネガティブな要素に対しても、いろいろな手を講じて、少しでも手頃な価格で製品を届けたいというメーカー側の考え方や思いが垣間見えた、そんなトークセッションになっていたからだ。
2年前くらいからNVIDIAは「ゲームチェンジャー」というコピーを掲げて同社のGPU製品やAI機能についてアピールしている。ゲーマーのみならず、クリエイター側にとっても革新的なAI機能をもたらすという意味合いからのコピーとなっているが、これまで様々な「ゲームチェンジ」を起こしてきた同社が、2026年に打つ新たな「ゲームチェンジ」の1手はどのような物になるのか、そしてゲーミングPCメーカー各社が手掛ける新たな「ゲームチェンジ」はどのような物になるのか、今後の動向についても引き続き注目していきたい。
































































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