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ルンバの米iRobotが破産。中国企業が買収へ

iRobot製ルンバ870。出典:2014 Kārlis Dambrāns from Latvia,CC BY 2.0

 ロボット掃除機「ルンバ」などで知られる米iRobotは12月14日(現地時間)、連邦倒産法第11条(チャプター11)に基づく破産手続きを開始した。

 この合意に基づき、同社の主要な製造委託先であるShenzhen PICEA RoboticsおよびSantrum Hong Kong(以下総称してPicea)がiRobotの全株式を取得し、再建支援を行なうことで合意した。iRobotはPiceaの完全子会社として非公開企業となり、ナスダック市場などでの上場は廃止される。

 チャプター11手続き期間中も、iRobotは通常通りの事業運営を継続する。ルンバなどの製品サポート、アプリ機能、保証、パートナー企業との取引、サプライチェーンへの影響はないとしている。

 なお、本計画が裁判所に承認された場合、iRobotの既存の普通株式はすべて無効となり、株主には分配が行なわれない見通し。