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GPUに負荷をかけず、15.6型フルHDを最大4画面まで拡張できる外付けモニター

Wisee Cockpit Monitor 15.6inch フラッグシップセット

 ワイズイノベーションは、15.6型モニターを最大4画面まで追加できる「Wisee Cockpit Monitor 15.6inch」を12月上旬に発売する。価格は3台の「アドバンスセット」が15万5,800円、4台の「フラッグシップセット」が19万2,800円。2026年1月6日まで、東京・二子玉川の蔦屋家電+で実機の動態展示を実施している。

 Wisee Cockpit Monitor 15.6inchは、最大4画面を上下/左右にレイアウトして拡張できるモニターセット。各画面はモニター背面にあるコネクタを独自開発のマグネットハブで接続する。付属しているマグネットハブのうち1つは操作ボタンとPCとのインターフェイスを備えており、電源のオン/オフや明るさ調整が行なえる。PCからの信号と電源の入力はいずれもUSB Type-Cコネクタから行なう。

 また、一般的なモニターはPC側のGPUで描画し、各モニターに分配する仕組みだが、本製品は独自のアーキテクチャ「GPU-Less構造」によってUSB 2.0接続で独立映像処理を行なうという。このため、GPUのリソースを消費せず作業領域を拡張できるとしている。

 ただし、この構造のためか、macOSでは別途ドライバのインストールが必要。また、Ubuntu 19.1以降、Android 5.0以降、iOS(iPhone 16シリーズ以降)でも利用できるが、別途相談が必要だとしている。

 モニターはフルHD(1,920×1,080ドット)の非光沢IPSパネルを採用。主な仕様はリフレッシュレートが60Hz、コントラスト比が1,000:1、輝度が350cd/平方m、色域がsRGB 99%。全個体にキャリブレーションを実施して色味を合わせている。

 スタンドは専用品で、マグネットによって画面を保持する。ベース部分の回転と高さ調整、チルトが可能。

 モニター1台あたりのサイズと重量は約357×213.5×7.6~10.4mm/約890g。マグネットハブは約190g、専用スタンドは約1.4kg。

Wisee Cockpit Monitor 15.6inch アドバンスセット