PS5なしでもゲームが遊べる。PS Portalがクラウドストリーミングに正式対応

　ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、クラウドストリーミングを使って「PlayStation Portal」から直接ゲームをプレイ可能にするアップデートを提供開始した。2024年からベータ版で提供してきた機能が正式実装となったかたち。

　PlayStation Portal(PS Portal)は、PlayStation 5(PS5)と連携して使えるリモートプレイ専用デバイス。これまでPS Portalでゲームを遊ぶには、PS5でゲームを動かしてリモートアクセスする必要があった。しかし今回のアップデートにより、PS Portal単体でクラウドにアクセスしてゲームをプレイできるようになった。なお、クラウドストリーミングの利用にはPlayStation Plusプレミアム(有料サービス)への加入が必要となる。

　ユーザーがPlayStation Storeで購入したPS5タイトルに加え、PlayStation Plusのゲームカタログやクラシックスカタログに含まれる対応タイトルをクラウドストリーミングでプレイ可能。PS5とPS Portalを組み合わせて友人と一緒に遊んだり、PS5を別のアカウントが使っている裏でPS Portalを使ってゲームをプレイしたりできる。

　また今回のアップデートでは、クラウドストリーミング向けの新機能として、ゲーム内でのコンテンツ購入やアクセシビリティ機能、ゲームへの招待機能をサポート。そのほかにも、3Dオーディオへの対応、パスコードの設定およびネットワーク状態表示機能の追加、ホーム画面のUI刷新なども行なっている。