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Edgeブラウザ、パスキーの保存・同期に対応

 Webブラウザ「Microsoft Edge」が、パスキーの保存および同期に対応した。Microsoft Password Managerにより、Windows PC間で安全に同期できるという。

 動作環境は、Windows 10/11、かつEdgeバージョン142以降。現在はMicrosoftアカウント向けに段階的に展開中だという。将来的には、ほかのプラットフォームへ対応を拡大する予定だ。

 パスキーは、パスワードの代わる認証方式で、指紋認証や顔認識、PINなどを利用しサインインする仕組み。パスワードなど旧来の方式に比べ、フィッシングなどへの耐性が高く安全だとされる。

 作成されたパスキーは、Microsoftアカウントに保存され、ユーザーが設定する「Microsoft Password Manager PIN」によって保護される。新しいデバイスで同期するには、Microsoft Password Manager PINによる認証が求められる。また、Edge以外のWebブラウザやアプリでパスキーを利用可能にするプラグインを近日中に公開予定だという。

 すでに保存されているパスワードなどは変わらず利用できる。モバイルデバイスやMicrosoft Entraアカウントでの同期は現時点でサポートされていない。