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Sora 2、米俳優労働組合の抗議を受けようやくディープフェイクへの対策を約束

 米国の映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟SAG-AFTRA(Screen Actors Guild - American Federation of Television and Radio Artists)は10月20日(現地時間)、OpenAIなどと連携し、動画生成AI「Sora 2」における音声および肖像の保護を目的とした生産的な協力に関して共同で声明を発表した。

 俳優のブライアン・クランストン氏は、Sora 2が招待制で初めてリリースされた際に、自身の声および肖像が同意や報酬なしに生成される可能性があることをSAG-AFTRAに報告した。今回の共同声明はこれを踏まえたもので、OpenAIは、個人がオプトイン(許可)しない場合の声と肖像の複製に関するガードレールを強化したほか、寄せられた苦情に迅速に対応することを約束した。

 今回の新たな枠組みは、無断の複製から俳優や一般市民を保護することを目的とした連邦法案「NO FAKES法」の原則に基づくものとなっている。