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Anker、モバイルバッテリなど4製品を自主回収。電池セルにショートの恐れ

Anker PowerCore 10000

 アンカー・ジャパンは、同社製モバイルバッテリやスピーカーなど4製品の自主回収を実施する。電池セルの製造過程に不備があったことが判明したためだとしている。オンライン受付フォームにてシリアルナンバーを入力すると、該当する製品かどうか確認可能。対象製品は以下の4機種。

  • モバイルバッテリ「Anker PowerCore 10000」(製品型番: A1263)
    対象販売期間: 2022年12月25日から2025年10月21日
  • Bluetoothスピーカー「Soundcore 3」(製品型番: A3117)
    対象販売期間: 2022年12月16日から2025年10月21日
  • Bluetoothスピーカー「Soundcore Motion X600」(製品型番: A3130、ホワイト除く)
    対象販売期間: 2023年4月24日から2025年10月21日
  • 会議用スピーカー「Anker PowerConf S500」(製品型番: A3305)
    対象販売期間: 2022年12月29日から2025年10月21日

 同社の説明によると、特定製品の発火事象が国内で発生したため、社内で原因究明に向けた調査を開始。その結果、セル製造を委託しているサプライヤーの製造工程にて、特定の時期に電極体の切断時に発生する細かな異物が適切に処理されず、一部の電池セル内に混入した可能性があると判明。製品の使用時に内部短絡が起こりうる状態で出荷されてしまっていたことが分かったという。

 これを受け同社では、対象製品の新規出荷および販売を停止するとともに、製品の回収を実施。あわせて改善に向け、該当サプライヤーとの契約を終了し、ほかのセル製造サプライヤーへの管理体制やテスト基準の厳格化、監査体制の強化などを行なったとしている。

Soundcore 3
Soundcore Motion X600
Anker PowerConf S500