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Windows回復環境でUSBマウス/キーボードが使えない不具合が緊急修正

 Windows 11 24H2および25H2において、10月14日に配信されたアップデートを適用すると、Windows回復環境(WinRE)でUSBマウスおよびキーボードが使えなくなってしまう不具合が発生していたが、10月20日にリリースされた帯域外更新プログラム「KB5070773」で修正された。

 この不具合は、Windows 11 24H2および25H2の10月14日の更新プログラム「KB5066835」を適用することで発生していたもの。WinREでUSBマウスやキーボードが使えなくなったため、回復オプションが操作できない状態に陥っていた。これが今回のKB5070773で修正されたわけだ。

 なお、KB5070773適用前では、タッチスクリーンがある場合は、それで操作が可能なほか、PS/2接続のキーボードやマウスでは問題が発生しないため問題が回避可能だった。加えて、以前にUSB回復ドライブを作成していた場合は回復ドライブから起動して操作することもできた。

 OEMおよび企業は、Configuration ManagerのPreboot Execution EnvironmentPXE)、Windowsアセスメント&デプロイメントキット(Windows ADK)およびWindowsプレインストール環境(WinPE)のプッシュボタンリセット機能を用いることで、影響を受けるデバイスを回復できる。