ニュース

アップル「iPhone 17」発表。自撮りの自由度が向上

iPhone 17

 Appleは、A19プロセッサに刷新した「iPhone 17」を9月19日に発売する。価格は容量256GBモデルが12万9,800円、512GBモデルが16万4,800円から。

 iPhone 17はメインストリーム向けのスマートフォンで、プロセッサが3nmプロセスで製造されるA19に刷新された。CPUは6コアで、うち2コアが高性能、4コアが高効率という構成。GPUは5コアで、レイトレーシング、メッシュシェーディング、MetalFXアップスケーリングなどをサポート。

 AI推論向けにメモリ帯域を向上させた16コアのNeural Engineを備え、Apple Intelligenceに最適化した。画面に写っているコンテンツを分析して問いかけたり、通話時にリアルタイムに翻訳をしたりすることができる。

A19プロセッサを採用。GPU性能やNeural Engineの性能向上が図られている

 また、無印のiPhoneとしては初めて最大120Hz表示のProMotionをサポート。表示コンテンツに合わせてリフレッシュレートを10Hz~120Hzに動的に変化させることで、消費電力を低減する。常時表示ディスプレイ利用時は1Hzまで低減するという。輝度は最大3,000cd/平方mで、解像度は2,622×1,206ドット表示対応の6.3型OLEDを採用する。

 なお、ディスプレイは「Ceramic Shield 2」で強化されており、耐擦傷性能が前世代比で3倍になったという。

ProMotionをサポートしたディスプレイ。Ceramic Shield 2で強化もされている

 GPU性能については従来の「iPhone 16」に搭載されるA18と比較して20%向上し、120HzのProMotionと相まって、より高度な3Dグラフィックスゲームが快適にプレイできるという。

 カメラはメインと超広角ともに4,800万画素となっており、メインカメラは全画素のうち1,200万画素を利用する2倍ズーム(35mm換算52mm相当)レンズとしても利用可能、超広角は26mm相当のマクロレンズとしても利用できる。

 一方、前面カメラは新たに「Center Stage(日本語ではセンターフレーム)」と呼ばれる1,800万画素の正方形のセンサーを採用。1:1のアスペクト比となっており、センサーの一部を利用することで、本体の縦横関係なく好きなフレーミングが可能となり、手ぶれ補正も強化。グループ写真を撮影する際は動的に画角が調節されるほか、背面のカメラと前面のカメラ両方を同時に撮影できるデュアルキャプチャビデオをサポートする。

メインカメラと超広角カメラはいずれも4,800万画素。メインは2倍ズームレンズ、超広角はマクロレンズとしても機能する
前面のカメラは正方形のセンサーとなり、センターフレームが利用可能
そのほかのiPhone 17の特徴

 このほか、40W以上の充電器を利用した際に、20分で50%充電できる機能を搭載。インターフェイスはWi-Fi 7、Bluetooth 6、NFC、FeliCa、USB 2.0 Type-C(DisplayPort Alt Mode対応)など。

 対応バンドは、5Gがn1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n14/n20/n25/n26/n28/n29/n30/n38/n40/n41/n48/n53/n66/n70/n71/n75/n77/n78/n79、4Gが1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/41/42/48/53/66/71、3Gが850/900/1,700/1,900/2,100/2,100MHz、2Gが850/900/1,800/1,900MHz。

 本体サイズは71.5×149.6×7.95mm、重量は177g。本体色はブラック、ホワイト、ミストブルー、セージ、ラベンダーの5種類。