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史上最薄5.64mmでタフな「iPhone Air」新登場

iPhone Air

 Appleは、史上最薄5.64mmの筐体を実現した「iPhone Air」を発表した。米国では9月19日発売となっており、価格は256GBモデルで15万9,800円、512GBモデルで19万4,800円、1TBモデルで22万9,800円。

 iPhone Airは史上最薄の5.64mmを実現したスマートフォン。チタニウムフレームに加え、耐擦傷性能を3倍高めた「Ceramic Shield 2」のディスプレイ面、およびひび割れ耐性を4倍高めた「Ceramic Shield」の背面で堅牢性を高め、iPhone史上もっとも頑丈だとしている。なお、薄型化のために、物理SIMスロットを廃したeSIM専用となっている。

 プロセッサには「A19 Pro」を採用。6コアのCPUとなっており、うち2基は高性能コア、4基は高効率コアとなっている。GPUは5コアで、それぞれのコアにニューラルアクセラレータを内蔵し、従来の3倍のピーク性能を実現するという。

基板はほぼ上部に集約
A19 Proを採用。3nmプロセスで製造される
CPUは6コアで、高性能コアが2つ、高効率コアが4つ
GPUは5コアで、第2世代Dynamic Cachingなどを採用している。また、ニューラルアクセラレータをGPUに内蔵し、ピーク演算性能はA18 Proの3倍に達するという

 また、Apple「N1」と呼ばれる無線ネットワーク用の独自チップを採用しており、Wi-Fi 7やBluetooth 6といった最新無線規格をサポート。モデムも「iPhone 16e」の「C1」から改良した新開発の「C1X」を採用し、iPhone 16 Proのモデムと比較して消費電力を30%低減したという。

iPhone 16e搭載のC1を改善したC1Xモデム

 背面カメラは4,800万画素で、1,200万画素により2倍ズームの写真も撮影可能。センサーシフト式の手ぶれ補正を備える。前面カメラはスクエア型のセンサーの「Center Stage」となり、さまざまなアスペクト比や画角のフレーミングが可能となっている。

 ディスプレイは最大120Hz表示のProMotionに対応し、最大輝度が3,000cd/平方m、解像度が2,736×1,260ドット表示対応の6.5型Super Retina XDRディスプレイとなっている。このほか、NFC、FeliCaも内蔵する。

4,800万画素の「48MP Fusionカメラシステム」
そのほかカメラの特徴
ディスプレイの仕様

 対応バンドは、5Gがn1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n30/n38/n40/n41/n48/n53/n66/n70/n75/n77/n78/n79、LTEが1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/30/32/34/38/39/40/41/42/48/53/66、3Gが850/900/1,700/1,900/2,100/2,100MHz、2Gが850/900/1,800/1,900MHz。

 本体サイズは74.7×156.2×5.64mm、重量は165g。バッテリ駆動時間はビデオ再生時で最大27時間。専用の「iPhone Air MagSafeバッテリーパック」を利用すると、駆動時間は最大40時間となる。

iPhone Air MagSafeバッテリーパック装着でバッテリ駆動時間を40時間に延長可能
そのほかの特長