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ミニPCの天板にディスプレイ内蔵!? 今後発売予定のACEMAGIC製PC
2025年9月8日 08:49
「ACEMAGIC」ブランドのPCの販売や、OEM/ODM向けのPCを設計・製造するShenzhen CYX Industrial(以下両者合わせてACEMAGIC)は、9月5日からドイツ・ベルリン市で開催されているIT・家電関連の展示会「IFA 2025」に出展し、開発中PCの参考展示などを行なった。
この中でACEMAGICは、同社の強みであるミニPCの新製品、さらには開発中のミニPCのモックアップ、そしてAMD、Intel、NVIDIAの外付けGPUを2枚挿せる外付けGPUボックスなどを展示して注目を集めた。
10月にミニPCの新製品を発売
ACEMAGICは、近年、高コストパフォーマンスを発揮するミニPCなどを開発して、グローバルに展開しているPCブランドだ。
もともとはOEM/ODMに製品の設計や製造を請け負うPCメーカーとして発展し、現在はACEMAGICというブランドでミニPCを販売している。日本でもミニPCやノートPCを販売しており、どんな製品が販売されているかは、同社Webサイトを参照いただきたい。
今回ACEMAGICは、すでに発売済みのミニPCやノートPCなどのほかに、今後発売される製品、さらには開発中の製品などを展示していた。
ACEMAGICによればグローバルで10月に発売予定としているのが「G3A」というミニPCだ。Ryzen AI 9 HX 370ないしはRyzen 7 8845HSを搭載し、オプションとしてCore i5 1450HXないしはCore Ultra 5 225を選択可能になっている。
G3Aは、SO-DIMM×2のDDR5メモリ、M2.2280のスロットを2つ搭載。インターフェイスは、USB Type-C 2基、USB Type-A 2基、HDMI、DisplayPort、Ethernet 2基となっており、ミニPCとしては必要十分なポートが確保されている。
ミニPCの天板にディスプレイを統合したA6X
ACEMAGICはは、このほかにも注目の製品をいくつか展示している。
現時点ではモックアップの段階ではあるが、ミニPCの天板にディスプレイを統合した「A6X」がお披露目されていた。A6XのCPUはCore Ultraシリーズ2(Arrow Lake-H、225H/255H/285H)、SO-DIMM(DDR5)が2スロットで最大64GB、M2.2280が2スロットというスペックになっている。
天板のディスプレイの用途は、たとえばホームサーバーやソフトウェアベースのルーターとして利用する場合に、外部モニターを接続していなくても、PCが動作しているかを本体のみで確認するといったことが考えられる。。
展示物はモックアップだったので、ディスプレイの解像度などは分からないが、ホームサーバー用途などであれば、低解像度でも問題ないだろう。もちろん、単体でPCとして使うこともできる。ただし、ディスプレイはフリップしないため、スタンドなどを用意して、ディスプレイを見やすい角度にして使う必要がある。
また、すでに発売済みという「A1/A2」というモデルは、Thunderbolt 4ないしはOCuLinkでGPUをつなぐ外付けボックスになる。
物理的なPCIe x16が2レーン用意されており、2枚同時に利用できるのが特徴だ。電気的にはx8が2レーンないしはx16が1レーンの構成で利用可能で、1つ目の物理スロットをx8の設定にした場合に2つ目の物理スロットも利用できる。
対応するGPUは、NVIDIAならGeForce RTX 5080まで、IntelならArc A770などになっており、どのカードに対応しているかは明らかになっていないがAMDのRadeonにも対応している。
現状、3Dグラフィックス用としては2枚を束ねて利用するソリューションがないため、用途としてはディスプレイの出力を増やしたい場合やAI開発用と考えられるだろう。
IntelやAMDは、プロ用カード(Intel Arc Pro BやRadeon AI Pro R9700)を複数束ねてAI処理を行なうソリューションを発表しており、そうした用途をノートPCで使いたいといったニーズはありそうだ。




















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