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「Battlefield 6」はレイトレ非対応。パフォーマンス最適化に重視

 米ComicBook誌は8月28日(現地時間)、FPSゲーム「Battlefield 6」開発元であるRipple EffectスタジオテクニカルディレクターのChristian Buhl氏へのインタビューを公開。この中でBattlefield 6がレイトレーシングに非対応であることが明らかとなった。

 Battlefieldシリーズと言えば、2018年にリリースした「Battlefield V」で初めてリアルタイムレイトレーシングに対応。NVIDIAが同時期に投入したGPU「GeForce RTX 20」シリーズに最適化したタイトルとして話題となったが、今回は逆に“非対応化”した形。発売時に非対応なだけでなく、近い将来導入する予定もないという。

 インタビューの中でBuhl氏はこの理由として「デフォルトの設定とデフォルトのユーザーに、ゲームを可能な限り最適化することに全力を注ぎたかったため、比較的早い段階でレイトレーシングを採用しないことを決定した。これにより我々はあらゆるユーザーにおけるパフォーマンス(最適化)に集中できる」と答えた。

 キャンペーンモードでリアルなグラフィックスを楽しみたいユーザーにとってやや惜しい気もするが、Battlefieldは緊迫した戦場を体験できるオンライン対戦も醍醐味の1つ。長期的に1人でも多くのプレイヤーを獲得するためにも、必要な決断の1つだったと言えるだろう。