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FeliCa対応カードにデータ改ざんの脆弱性発覚。Suicaなどへの影響は

 ソニーは、交通系ICカードや電子マネーで採用されている非接触ICカード技術の「FeliCa」について、一部のICチップに脆弱性があることを発表した。

 FeliCaは、Suica/PASMO/ICOCA/TOICAといった交通系のほか、nanaco/WAON/楽天Edyなど、国内で多く採用されている非接触ICカード技術。モバイルSuicaといったスマホ決済でも同様に活用されている。

 今回、2017年以前に出荷された一部のICチップにおいて、データの読み取りや改ざんを実行される脆弱性が発見されたという。

 FeliCaのサービスを利用している各社はソニーと連携し、調査および対応を進めているとのこと。古いFeliCa対応カードを使っている方は注意されたい。

 なお、Suicaを提供するJR東日本、楽天Edyを提供する楽天、WAONを提供するイオンなどは、それぞれ独自のセキュリティが機能しているため、問題なく利用できるとしている。